Vol.53

Keio-Formula.Com News Mail Event

夏休みに入り、大会も近くなってまいりました。8月末にはもてぎの試走会がありました。

学生フォーミュラ もてぎ試走会(8月28日)

8月28日に、ツインリンクもてぎにて、学生フォーミュラ「もてぎ試走会」が開催され、当チームも参加してきました。
富士試走会で指摘された点、改善すべき点を出来る限りなおし、マシンの塗装等を済ませ、27日の午後3時頃予定通り矢上キャンパスを発つことが出来ました。
28日はまず、足回りの整備・調整から作業を開始しました。するとフロントサスの左右での動きやすさが異なるという問題が発生し、それを解決するために多くの時間が取られてしまいました。これは以前から気づいていた問題であり、今後大会に向けて改善すべき点だと思います。
またスタビライザーのバーを固定する部品が取れてしまい、マイスターの方に修理していただきました。
これらの整備が終わり、車検へ向かいました。その場では若干の指摘を頂いた程度で済み、次にブレーキテストに向かいました。すると、今度はリストリクターを破損し、それを修理するのに再び時間をとられることとなました。
リストリクターの修理を終え、二度目のブレーキテストに向かい、何とかクリアすることが出来ましたが、ピットに戻ったところ、ドライブシャフトが外れ、スプールデフのスプラインが、半分ほど壊れていることが発覚しました。また騒音も測ったところ、規定をオーバーしていることが分かりました。
ドライブシャフトをスプラインの生きている部分で何とか取り付け、走行に向かうことにしました。
走行に向け、エンジンを始動させた状態でスタンバイしていると、今度はラジエーターのホースが抜けるという事態が発生。急遽ピットへ戻ることとなりました。ホースを締め直し、再び走行へと挑み、何とか1周走りきることが出来ました。
ピットへ戻りマシンを確認したところ、エンジンマウントがゆがみ、フロントのスタビライザーのバーが折れていることが分かりました。

大会は迫っていますが、これから約2週間マシンの修理・改良に全力で取り組み、戦えるマシンに仕上げていきたいです。

最後になりましたが、ツインリンクもてぎのスタッフの皆様・マイスタークラブの皆様、自動車技術会・学生スタッフの皆様、他校の皆様には大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げたいと思います。本当に有難う御座いました。

(高山)