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vol.45



ACTIVITY

11月の活動報告です。

KF-06プロジェクトは本格始動してから2ヶ月が経ち、設計・製作が進んでいます。初めて設計・製作を行うメンバーが多いので慣れないことが多く、なかなか思うように行かない面もありますが、精一杯がんばっていきます。

◎シャシー班

・山田(3年/テクニカルディレクター)

ついに3回目のフレーム製作となりました。今回はフレームの設計を行い、桑原に教えながらjig設計をさせました。製作についてはいくつか問題は有りましたが、遅れながらも製作が進み、来月上旬には完成しそうです。 今、問題なのはパイプのすり合わせ技術と、溶接技術などです。 溶接を出来る者は今とうとう私と吉村の二人となってしまいました。後輩の育成には力を入れているものの、指導する側の人員不足などもあり今後の大きな課題です。

後輩は初めての設計・製作で、苦戦しているようです。大いに、考え失敗し、その中でスキルアップしてくれればと思います。今後の設計製作を段取りよくこなし、遅れを取り戻したいと思います。

・桑原(1年)

設計もペダルユニットを残してひと段落し、今月は各種部品製作に主な時間を割きました。先月設計を終えたスプールデフマウントは先輩方の手によって完成し、あとはスプールデフ本体と細かな取り付け部品の完成を待つだけとなっています。

また、曲げパイプの到着を受けてフレーム製作も始まっています。失敗の連続ですが製作ペースはまずまず好調で、山田先輩の指示のもとパイプの擦り合わせや治具の調整を進めています。来年度のフレーム製作のためにも、今年のうちに先輩からノウハウを学んでおこうと思います。

・谷田(1年)

クラッチ、シフト、燃料タンクの設計を担当しております。
KF-06は電気シフター使用する予定なので、クラッチもパドルにする予定です。

・パドルクラッチ
どんな形にするかは決定いたしました。ただ今のままだと、シフトボタンやハンドルステイと干渉するので改良する必要があります。
・シフト
電気シフターが装着できるよう、クラッチアームを改良しました。また、ドライバーが運転しやすいようにアップとダウンのボタンを別の物に付け替える予定です。その為に今はどういう仕組みにするか考えています。
・燃料タンク
LT-R450についている燃料ポンプは使いづらいので、容量の同じ別の燃料ポンプを探しています。また、ポンプを燃料タンクの外に出す(アウトポンプ)形式の物を使用する場合の燃料タンクの設計しています。


◎エンジン班

・伊藤(2年)

11月に入り、設計のほうも新しいメンバーを中心にして進んでいます。時間はまだたっぷりとあるように思えますが、あっという間に過ぎていってしまいます。少ない時間を有効に使ってこれからも頑張っていきたいと思います。また、最近は気温もかなり下がり、とても肌寒くなってきました。体調管理にも気を使っていきたいです。

・佐藤(2年)

コスト審査の製造工程分析の資料集めを行いました。前年度までにブレーキキャリパー以外は審査で問われおり、すでにある程度資料がまとまっています。現在は、白紙状態にあるブレーキキャリパーを中心に企業様に問い合わさせて頂いています。また、今後は他の部品についても、慢心せずに理解を深めていきます。

・高塚(1年)

今月は先月に引き続き排気の設計とサイレンサーの選定、そして排気の試作に取り掛かりました。全日本学生フォーミュラ大会では、例年車検での騒音検査が鬼門となっているため、今年は騒音検査を一発で通過できることを最優先目標として設計を行っています。具体的にはサイレンサーの後ろにテールパイプを伸ばす、といったことを考えているのですが、排気管長がどうしても長くなってしまうのでレイアウトに苦労しています。とりあえずは一番簡素なモデルを試作し、騒音を測定してからと思っています。

・北山(1年)

11月は、工場での部品の製作とあわせて先月に引き続き吸気の設計をやり、チャレンジ講座も受講してきました。エンジンも現物が手に入ったので、二月末のシェイクダウンが可能になるようにがんばって吸気を完成させていきます。

チャレンジ講座では、講義内容だけでなく、マイスターの方々や、他校の方と交流することもでき、大変有意義な時間を過ごすことができました。


◎電装班

・稲田(2年)

今月は事情により活動に参加できず、電装としては特に作業を進めることはできませんでした。来月はできる限り時間を見つけて少しずつでも、進めていきたいと思います。

◎カウル班

・船越(3年)

今月はフレームのモックアップが完成しました。 実際のフレームを再現するだけではなく、ウレタンが張付けやすいようにそれにベニヤ板を張っています。 来月はそのウレタンによる原型の製作に取り掛かります。なので年内には形を完成させることが出来ると思っています。 少しづつ形が出来上がっていくこの作業がやはりこの仕事の一番の面白みなので、非常に楽しみです。


◎サポート班

・加藤(3年/アドバイザー)

今月は、スポンサー様などの窓口担当の変更をお知らせさせていただきました。また、新規にご支援のお願いをさせていただいたり、前プロジェクトからご支援いただいているスポンサー様に、ご支援継続のお願いや更に別のお願いをさせていただきました。いつも無理なお願いを申し上げてしまい、大変恐縮です。皆様、本当にありがとうございます。

また、OB現役交流会では、一応サポート部が中心になって準備をしました。こちらの広報・イベント関係に関しても、交渉と同様に、後輩にいろいろ引き継いでいかなきゃなあ、と思っています。

・鈴木(1年)

今月は交渉を少しこなすことが出来ましたが、まだ溜まっています。設計・製作に影響が出ないよう、最善を尽くしていくつもりです。 また、株式会社ヨシムラジャパン様に訪問させていただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。