Keio-Formula.Com NewsMail

vol.40



TEAM

新入生課題進行状況

タイヤキャリー

溶接箇所も残りわずかになり、形としては大体出来上がっています。残す溶接箇所をみんなで分担してやっていけば、近く完成する予定です。(北山)

プッシュバー

ほぼ100%完成しましたが、チェーンカバーとやや干渉する箇所があるため、塗装や強度解析などと並行して改善策を探っていく予定です。(桑原)




連続企画 in Member's View
〜大会まであと3ヶ月!〜

第5回全日本学生フォーミュラ大会に挑むメンバー達の声をお届けする「in Member's view」。今回の担当は第4回全日本学生フォーミュラ大会に臨んだ、KF-04プロジェクトにおけるプロジェクトリーダー、鈴木恭平(理工学部機械工学科4年)です!

現在はチームアドバイザーという立場ながら、基本的にチームを離れている彼ですが、別の形でSAE活動にアプローチしています。チームの外からKF-05プロジェクトを見守る彼の、KF-05プロジェクトに対する思いをどうぞご覧ください!

こんにちは。昨年度チームリーダを努めました鈴木恭平です。編集の鳥居くんに後押しされ、今回この場をお借りして一筆書かせていただくこととなりました。 4年生になってから学業が忙しいこともあってめっきりガレージに足を運ぶ回数も少なくなり、正直チームが現在どのような状況なのかあまりよく知りません。そのため、ここでは私がチームを離れてから携わっているSAE活動を少し紹介します。

私は引退後、全関東学生フォーミュラ連盟の活動に参加するようになりました。この連盟は、関東のSAE活動を行っている大学などが集まり、チーム交流や講習会を行うことで、日本のSAE全体を学生自らで盛り上げ、技術や知識を底上げしていこうという意思のもと活動をしています。SAE活動を経験したメンバーで構成されており、チーム同士の横のつながりを促進するカート大会や交流会、一チームでは出来ないようなイベントや講習会などを運営、企画しています。今月は新入生らを対象とした講座が初めて当大学の矢上キャンパスで行われました。関東近郊の多くのチームからの参加者が集まりました。講座の内容に対する参加者の反応なども良く、手応えを感じることが出来ました。今後とも、様々な企画を立案していき、幅広くSAE活動に貢献できればと考えています。

講習の中で、他のチームの方と会話する機会がありましたが、やはり感じることは他チームのレベルアップです。今年はシェイクダウンを終えている大学も多く、昨年とはペースが一回りも二回りも違うことが感じられました。今年度Keio-Formula.Comはまだシェイクダウンを終えてませんが、ここから一気に加速して遅れを取り戻して欲しいです。そして、大会では昨年成し遂げられなかったような結果を残して欲しいと切に願っています。大会まであと3ヶ月!チームメンバー同士仲良く、悔いのないようがんばれ!

連続企画 in Editor's view
〜編集後記〜

NewsMail編集担当の鳥居です。NewsMailも気づけばVol.40となりました。私がNewsMailの原稿を書くようになったのがVol.18から、編集に関わり始めたのが2006年4月号のVol.27からなので、私はこのNewsMailの歴史の半分ほどしか知らないわけですが、おそらくあの時よりもここを読む方は増えていると思います。スポンサー様への報告や活動に対するより深い理解のため、このNewsMailの編集発行が、サポート班のメインの仕事の一つとして、ますます重要性を増していると感じています。

さて、そんなNewsMailも40号目という節目を迎えたわけですが、私は3年生で、現在製作中のKF-05と共に今年9月の第5回全日本学生フォーミュラ大会に挑み、その終了をもってメインの活動からは退くことになるため、来るVol.50の編集には関ることはないだろうと思います。そして実は現在の所、然るべきバトンタッチの相手は見つかっていません。現在サポート班は大隅、加藤、鳥居と3人の3年生で構成されており、マネージャーの高屋を加えると4人もの人間がマネージメントに関わることができているのですが、マシン作りの裏でこういった「隙間の」仕事を専門に行う部員は1、2年生には今のところおらず、仕事をより細分化して全員で受け持っていく形になるのではないかと予想しています。「引き継ぎは大会後」なんて悠長なことを言ってはいられません。こうした裏方の活動の重要性を理解してもらうのと共に、マシン作りに大きな負担になることの無いよう、うまく引き継いでいくことが出来ればと思います。

さて、今回「Member's View」を担当した前リーダーの鈴木と共に、私も全関東学生フォーミュラ連盟の一員として横断的サポートを行っています。今月は数ヶ月の企画会議の結果として「ディスカッション講座」を開催し、好評を得ることが出来たわけですが、まだまだ新しい企画を考えています。大会を主催されている社団法人自動車技術会といういわば「大人」の人たちによって作られたつながりにとどまらず、学生同士がこうして横でつながりを持つことで、全日本学生フォーミュラ大会自体がより活気のある、新しい形になってゆくのではないかと考えています。今はまだ限定的な交流にとどまっていますが、うまくやっていければと思います。

今号もご覧頂きましてありがとうございました。なお、次号は7月が期末テスト期間となるため、7/8月号としまして8月中旬に発行予定です。新入生の声に加え、いよいよシェイクダウンと完成したマシンの姿をご紹介できると思いますので、お楽しみに!

(鳥居)