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vol.40



ACTIVITY

6月の活動模様です。


◎シャシー班

・山田(シャシー統括/フレーム担当)

フレームは先月に既に完成し、塗装を待つのみです。

6月前半はデザインレポート、スペックシートを必死で書き、6月末ははコストレポートのために図面を100枚を近く清書しました。一ヶ月間書類に追われる毎日で少し鬱気味です。自分の担当する書類はひとまず完成し、本番のデザイン審査へ構想を固めているところです。

また、新入生もチームに馴染んできて、「新入生」から「メンバー」という雰囲気になり、チームの一員として日々作業に精をだしてくれています。今後が楽しみです。

・山口(サスペンション担当)

デザインレポート、コストレポートに追われていました。コストレポート担当の高屋には何度も迷惑かけて、終盤には先輩達に手伝ってもらって、なんとか終わらせる事ができました。私は、コストレポートの調べものなどをしていて活動日にほとんど作業出来ませんでしたが、他のメンバーが頑張ってくれたので、リアはほとんど完成し、あとはブレーキキャリパーステーの取り付けのみです。

・菅澤(操作系担当)

例年どおり、この時期は授業の合間に工場に入り、延びに延びた数々の担当部品や、突然任された部品などをせっせと作っていました。例年と違う点といえば、今年が最後の大会前の6月で、担当の製作部品にも悔いを残したくなかったので、製作部品が今までに無く手の込んだものになり、なかなか完成しないということでしょうか。大会まで残り少ないですが、製作部品以外にも悔いを残さないよう過ごして行きたいです。

・船越(カウル担当)

他の部署との兼ね合いで中々仕事が進みませんが、大会までの残り2ヶ月、丁寧に仕事をしてシートも含め質の高いFRP製品に仕上げたいと思っています。 最終的な仕事としては、カウル・シートの他にも様々な部品の塗装が残っていますので、頑張って進めようと思っています。

・辻(シフト担当)

今月はコストレポートの締め切りに追われておりました。 と言っても実際には先輩方に多大なる御迷惑をおかけしてなんとか終わらせたのですが…。

その他では新入生達との今後に関する話し合いや来期KF-06プロジェクトの為の情報収集を行っておりました。6月はアメリカ大会があったので新鮮な情報を手に入れることが出来ました。出来ることなら海外の大会を観に行きたいものです。


◎パワートレイン班

・吉村(パワートレイン統括/吸気担当)

今月はサージタンクが完成し、インテークを組みました。現在は、スロットルボディなどの製作をすすめています。試験をはさんでのシェイクダウン&合同走行会を考えると、現在のKF-05の状態はかなりせっぱ詰まってます。やれることはすぐにやってかないと、間に合いません。走るために必要なことを優先的に進めていきたいと思います。

・桑山(排気担当)

今年も株式会社オーファ様に排気管の製作に御協力頂けることになったので、これまでの設計を見直しました。 コストレポートは出してしまったのですが、若干の変更が加わるかもしれません。

・永冨(電装担当)

今月はひたすらECUとの格闘でした。

KF-05では、インジェクタがツインとなるため、ECUを変える必要があったのですが、ツインインジェクタに対応したECUでエンジンが正常に動作しない問題に見舞われました。こういった問題の多くは、誤配線が原因のため、まず込み入った配線の一つ一つが、正常に接続されているかを目とテスターで追っていく作業をしていきました。しかし、誤配線は見つからず、原因究明は行き詰まってしましました。

そんな中、株式会社ケーヒンの野沢様からご指導いただき、オシロスコープでの解析作業を進めていく中で、原因がECUの設定データにあることがわかりました。トラブル解決まで、1ヶ月以上・・・。ブラックボックスを相手にしていくことの困難さを思い知ったできごとでしたが、ECUに関する理解を深めることが出来、非常に勉強になりました。ご指導くださった野沢様、本当にありがとうございました!

特に電装班では、多くのスポンサー様からご支援、ご指導いただくことで、様々な製作が可能になっております。お忙しい中、通常業務の合間を縫ってご支援くださるスポンサーの方々のおかげです。この場を借りて厚くお礼申し上げます。少しでもご支援にお応えできますよう、まだまだ未熟ではありますが、これからも努力してまいります。

・稲田(電装担当)

今月は引き続き、電装の手伝いをしました。具体的には基板の作成や、ブレーキランプの製作などです。電装の作業はハンダ付けなど楽しいものばかりです。最近やっといろいろなことに慣れてきた気がしますが、まだまだ永冨先輩に聞きながらでないと間違えてしまったりするので勉強が足りないなと感じます。

7月はテストなどで大変忙しいと思いますが、その忙しさに負けないように頑張ります。


◎サポート班

・加藤(渉外パート)

6月は長引いた交渉の末ご支援いただけることになったり、来月以降のご支援が決定したり、忙しい中でもなんとか製作のサポートができた気がします。スポンサーの皆様、本当にありがとうございます! しかし、一年生に交渉について教える段階になったときに、交渉成功の要因が「運」以外に思いつかず、引継ぎらしい引継ぎのできるノウハウが見当たらないことに困っています。果たしてそんなノウハウが自分の中に蓄積できているのかどうか…

また、6月末に提出したコストレポート作成にあたり、スポンサーの皆様には本当にお世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。

・大隅(広報パート)

ホームページの更新を少しずつ進めました。また、後輩に少しずつホームページ管理に参加してもらっています。 計画とイメージは頭の中に浮かんでいるので、試験が終わり次第ひとつづつ着手して行く予定です。


◎新入生

・北山

今月は、一年生課題のタイヤキャリーの摺り合わせ、溶接に悪戦苦闘しました。先輩方の指導によって、いろいろと新しいことを学べて有意義に過ごせました。

・桑原

6月は主に課題製作の仕上げに力を注ぎましたが、先輩方の指南のもとで足回りの組みつけや、CADを使ったアセンブリ作業なども体験でき、刺激的な一ヶ月でした。

・高塚

製作課題のプッシュバーはほぼ完成しました。あとは持ち手の部分に巻くものを考えるだけなので、今月は主に本を読んだり、先輩の製作の手伝いなどをしました。溶接も本もなかなかに難しくて苦労してます。
◎静的審査

・山田(デザイン)

4月中旬から始動したデザインレポートでしたが、正直始動が遅かったと反省しました。設計者の意図を汲んで、一つのストーリーを短いページ数に納める難しさに翻弄されました。自分だけですべてを作るならば融通がききますが、大人数でする場合はそうはいかず、レポートにこの活動の縮図を感じました。本番の準備は早期に開始し、余裕を持って挑みたいと思います。

・高屋(コスト)

やる気がなかなか出ない上に、麻疹で休講の間もまったく進められなかったコストレポートですが、6月15日以降、驚異的な勢いで進行し、なんとか30日に郵便局に持って行くことが出来ました。

構想の多くは、時間の制約と私の能力の問題で実現出来ませんでしたが、設計者の皆様のお陰で少なからずレポートに反映されたのでは、と思います。レポートの基本的な部分の信頼性も跳ね上がり、質的には比べ物にならないものになったと思います。 信頼性向上の一環で(詳細は秘密ですが)ページ数もチーム史上最多、昨年度比2倍になり、量的にも素晴らしいものになりました。昨年の大会会場では、他校の分厚いコストレポートに衝撃を受けましたが、見た目にもそれらに決して負けていない物になったのでは、と思います。

また、当チームが多くのスポンサー様にご支援いただいている関係で、価格詳細についてもスポンサーの皆様の多大なご協力をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

コストレポートが終わったので次は当日に向けての準備です。製造工程分析について完全に鳥居に丸投げしていることもあり、それに負けないような発表をしたいと思います。

・加藤(プレゼンテーション)

専門家の方や企業の方にご協力いただくことができ、ようやくプレゼンの骨組みが(自分の脳内とメモ帳にだけ)できました。今後はそれをどんどん具体化していくべく、製作や他の静的審査に負けないよう精力的に動きたいです。




PHOTO DIARY 〜写真でつづる自工研〜

当チームの広報である鳥居が自慢の一眼レフデジカメで日々の活動の様子を撮影したものを、公開していきます!「ACTIVITY」の文章からはわからない、当チームの日常とマシンの進行状況をどうぞご覧ください! なお解説文は特記なき限り私鳥居の文章です。

OBの方々にマシン説明中の山田(6.2 OB総会)

OBと肩を組み若き血を熱唱。恒例の最後のエールを決める山田(6.2 OB総会/撮影 菅澤)

ディスカッション講座で相談中の辻

全体の前で説明中の谷田(6.24 ディスカッション講座)

ガレージ掃除中の吉村。今プロジェクトは例年になくこまめに掃除をしてると自負しております。

ガレージに敷いてあったカーペットを洗いました。写真はカーペットを干しているところ。