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9月の大会報告です。
KF-07、第7回全日本学生フォーミュラ大会に出場
基本スペック
KF-07
全長: 2400mm
全幅: 1428mm
全高: 1120mm
ホイールベース: 1530mm
トレッド: 前1250mm 後1200mm
車両質量: 163kg
ホイール: 13 inch RAYS VOLK Racing Wheel TE37
タイヤ: 180/510-13 BRIDGESTONE Bias Slick
エンジン形式: L404 SUZUKI LT-R450
排気量: 450cc
馬力: 50ps/8000rpm
トルク: 4.5kgf/6000rpm
シャシー担当
桑原 克英 (理工学部機械工学科 3年)
2008年9月、第7回学生フォーミュラ大会の動的審査で一桁入賞を果たすことを目標に掲げ、KF-07プロジェクトはスタートしました。
大きな期待とともに臨んだ大会では、初日に参加66チーム中最も早く全ての車検を通過し、目標としていた動的一桁入賞に向け、順調なスタートを切ったかに思われました。しかし、オートクロスの競技中に電装トラブルが発生したのを皮切りに、エンデュランス直前の給油所で燃料漏れが起こり、出走順を守れず2分のタイム加算ペナルティが確定。続いて1度は解決したと思われた電装トラブルが再び発生。再修復後、何とか出走にこぎつけたエンデュランスのドライバー交代時にサイレンサー出口に亀裂が発見されリタイアを余儀なくされたことで、死に物狂いで取り組んだ1年間のプロジェクトは何ともあっけなく、悔やんでも悔やみきれない結果で幕を下ろすこととなりました。
車両製作においては人数の少なさを作業時間とモチベーションでカバーしてきましたが、完成した車両の信頼性を確固たるものとするには、1人のメンバーがカバーする範囲があまりに広く、かつ車両の改良作業のノウハウの少なさから、発生したトラブルに対して場当たり的な対応しかできないことが多かったように思います。
その結果、信じられないような不運も重なって、致命的なトラブルが大会の最も重要な局面で次々と発生してしまったものと思います。
来年度は、今年度経験した様々なトラブルが次期車両で決して起こらないよう車両設計の段階から配慮し、大会までには全てのトラブルを洗い出せる車両を作り上げるべきでしょう。
渡辺 順平 (理工学部機械工学科 2年)
去年の大会では先輩たちの後ろについて手伝いをするので精一杯でしたが、今年はデザイン審査やコスト審査にメンバーとして審査に加わるなど、主要メンバーの一人として活動しました。
立場が変わって参加する大会はまったく違ったものでした。静的審査の準備や一年生への指示出し、他校のマシンの見学や交流など、去年とは違った目線から新たな経験をたくさん積むことができた大変有意義な大会だったと思います。
来年はついに自分たちの代で参加する大会となります。これから一年間、来年の大会に向けて精一杯準備をし、悔いのないように臨みたいと思います。
エンジン担当
北山 祐希 (理工学部機械工学科 3年)
今年のプロジェクトでは、マシンは早期にシェイクダウンを果たすことができ、例年よりも圧倒的にマシンの信頼性を高めることができました。最後まであきらめずに頑張ってくれたチームメンバーに、感謝の念で一杯です。
しかし、それでもエンデュランスリタイアという残念な結果に大会は終わってしまいました。
プロジェクト全体を振り返ってみると、サポート面、製作面ともにまだまだ手伝えることはあっただけに私自身がもっと頑張れば良かったと後悔がのこります。自工研の活動から疎遠になろうとしたことも何度かあったのですが、結果悔いが残ってしまったので、やれるだけの仕事をやっておけばよかったと感じています。それに、頑張っていたメンバーへ迷惑をかけてしまったこと、大変申し訳なく思っています。そして、私よりも下の代には、こんな後悔はしてほしくないので、みんな精一杯活動してほしいと思います。
多大なる応援をしてくださったスポンサー、OBの皆様には、心から御礼申し上げます。今後も引き続き、後輩たちを応援してくださいますよう、よろしくお願いします。
高山 明正 (理工学部機械工学科 2年)
結果からいえば非常に残念な大会となってしまいました。
昨年と同じくエンデュランスリタイヤに終わってしまったからです。
1年間この活動に身を捧げてきただけに残念です。
ただ一つ嬉しかったことは自分達が作ってきたマシンがトップ校と比べても遜色ないほどに速かったということです。
来年は今まで以上に頑張り総合一桁以上を目指します。
系野 智奈美 (理工学部システムデザイン工学科 2年)
前日・大会中計5日間のうち、初めて参加する大会なので、慣れないことも多かったですがたくさん得るものがあったと思います。
次期プロジェクトに残る課題や、他校の方と交流させていただいたり、OBの方のお話をお伺いすることもできました。
また、ドライバーとして動的種目にも参加させていだき自分のドライバーとしての課題も見えてきました。
この大会で得たことを次に繋げて行きたいと思います。
サポート担当
門岡 真之 (商学部2年)
今年度の大会は、記録撮影等を主にいたしました。大会までには、スポンサー様との交渉や広報等をさせていただきました。今年の大会は、非常に悔しく、残念な結果となってしまいましたが、来年度も裏方でチームに貢献していきたいと思っております。
新入生
小澤 真純 (文学部人文社会学科1年)
初めて参加した大会では分からないことばかりで、見ていたり先輩の指示を仰ぐことが多かったのですが、順調に進む車検や走行・マシンの状態を見て、今年の目標であるエンデュランス完走、そして上位入賞が見えてきたのではないかと期待して参加していました。
ところが、大会が進むにつれマシンにも疲労が蓄積したのか、メンバー全員で気合を入れて挑んだエンデュランスにて燃料漏れなどのトラブルが発生し、最後にはサイレンサーに亀裂が入りリタイアという結果となってしまったことには非常に大きなショックを受けました。しかし、この経験をどう次に活かしていこうかと考えている先輩方を見て、私も来年度の目標に向かってチームに貢献できるよう、頑張っていこうと決意しました。
また、大会を通してマシンの整備や走行に忙しいメンバーを支えるサポートの仕事がいかに大事であるか学びました。サポートをしっかりできるよう、自動車製造やサポートの仕事内容などを勉強していきたいと思います。
大草和己 (経済学部1年)
プロジェクトにはあまり貢献できていない身ではありましたが、今回の大会は大変悔しい思いをしました。
エンデュランス完走を果たせなかったこと、27位で終わってしまったこともそうですが、
何より悔しかったのは一度もKF-07が真のポテンシャルを発揮しないまま終わってしまった事です。
先輩方があれほど身を削り、強豪校に迫る速さにまで仕上げたにも関わらず、後1歩のところで不運に見舞われてしまったのは無念でなりませんでした。
レース、ものづくりの厳しさをあらためて思い知らされた気がします。
来年はサポートとして、チームが100%力を発揮できるように頑張ります。
野口 大悟 (理工学部1年学門4)
今回は、活動に参加してから初めての大会でした。
少しでもチームの役にたてるように、自分にできることを考えて動くようにしました。
しかし、実際に自分がしたことを振り返ってみると、役に立たなかったり、足を引っ張ってしまう場面が多かったように思います。
マシンの整備も、自分で思っている以上にわからないことだらけでした。
ですが、とても沢山の事を学んだ5日間でもありました。
学生にこれだけのものづくりができるということは驚きでしたし、先輩達の活動にかける熱意も伝わってきましたし、ここには書ききれないぐらいの密度の濃い時間でした。
新プロジェクトには積極的に関わって、チームを応援して下さっている方々や、自分自身が納得出来る結果が残せるように、妥協せず進んでいきたいと思います。
石川 智啓 (理工学部1年学門1)
僕にとっての大会は、勉強の五日間でした。
自工研に入会して半年弱の僕にはまだまだ足りないことばかりです。大会でチームの力になれたかどうかわかりません。マシンのトラブルに見舞われ、修理に必死になる先輩を前に、何もできず、ただ立ち尽くす場面もありました。しかし、そんな僕に、先輩はいろいろなことを教えてくれました。マシンの部位の説明や整備の
仕方など、多くの事を一から学ぶことができました。大会という短い時間の中では、マシンに一分一秒でも多く時間をかけたかったのかも知れません。それにも関らず、先輩方はやさしく丁寧に指導してくださいました。とても感謝しています。先輩方の思いに応えられるように、頑張りたいと思います。
石田 貴行 (理工学部1年学門4)
今年は、夏休みに入ってからほとんど活動に参加できず、大会には手伝いをする形で参加させていただきました。
このような大きな大会は初めてなので戸惑うことばかりでしたが、最終日には全国様々なチームをまわりそれぞれのフォーミュラカーを見せていただき、いい刺激を受けることができました。
来年は、もちろん今年よりもさらにフォーミュラカーの中心的なことに関っていくのだと思います。自分の持てる力でチームに貢献していきたいです。
磯 智之 (理工学部1年学門4)
初めての大会でワクワクとした気持ちと緊張感が 混ざっていましが出発日を含め5日間という長丁場なので気合いを引き締めて臨みました。
試走会と違って静的審査があり、デザイン審査には実際に立ち会って様々なことを学ぶことができました。
車が速かっただけにエンデュランスで完走を果たせなかったのは本当に悔しかったです。来年は自分たちが主体になってくるので、より速く、より壊れない車を作るよう努めていきたいです。目標は全種目完走、上位進出!!
篠崎 裕毅 (理工学部1年学門4)
大会では、走っているマシンを見て感動の涙が出てきました。
次のプロジェクトでは仕事をもらえたので、責任をもち、良いマシンを作ることに貢献したいです。