KF-11プロジェクトのメンバーの意気込みや思いをリレー形式で2人ずつ紹介していきます。
今回はシャシー担当でテクニカルディレクターの倉地星也、パワートレイン担当の佐藤龍です。
KF-11プロジェクトでテクニカルディレクターを務めます、理工学部2年機械工学科の倉地星也です。
この学生フォーミュラという活動は学生が行うものであるため、短い時間の中で激しく人が入れ替わります。そのため速いマシンを作り上げ、良い成績を残すだけではなく自分たちが経験したことを下の代に伝えていくことも重要な仕事だと思っています。経験ということについて考えてみると、この活動を初めてから、実際のマシン製作についてのみならず、実際に社会で働いていらっしゃる方々とのやり取りなど、本当に多くのことを経験することができました。特に、マシン製作については前年度プロジェクトで貴重な経験を多々することができました。最初は、ただ活動を通してのものづくりが楽しくて参加していたはずなのに、次第に、大会でいい成績を残したいという気持ちになり、そしてKF-11プロジェクトで、上に立つ立場になってからは、大会で良い成績を残すことはもちろんのこと、次期プロジェクトを引っ張っていくであろう後輩たちへの指導などもしっかりと行っていかねばならないと思っています。
前年度プロジェクトでは、エンデュランス走行中のトラブルによってリタイアを余儀なくされ、総合6位という目標を達成することは適いませんでした。しかし、同時に、動的競技において上位校との差を痛感することとなりました。そこで、KF-11プロジェクトでは、これまでの当チームの基本コンセプトである、「軽量・コンパクト」を踏襲しつつも、さらなる軽量化を狙い、タイヤサイズの変更を予定しています。もちろん、自分たちで定量的な評価を行い、マシンが速くなると判断した上での決断です。しかし、これは、現在の2年生だけの問題ではなく、今後の後輩たちにも関わる問題です。その分、責任を負うことになります。不安が無いわけではありませんが、自分たちでしっかりと吟味をして決断したことですので、信念を持って自分たちのマシンを作り上げ、大会でよい成績を残したいと思います。
最後になりましたが、このような活動を行うことが出来ているのも、スポンサーの皆様、OB・OGの方々、先輩方が支えてくれているからこそであるといえます。この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。今後とも、当会への変わらぬご支援・ご声援の程よろしくお願い致します。
(倉地)
理工学部学問4の佐藤龍です。現在はパワトレ班として活動しており、主に吸気系やペダルの設計、製作を担当しております。この場をお借りして、自己紹介や自分の自工研に対する姿勢などを述べさせていただこうと思います。
まず、自工研に入った理由ですが、私は入学当初は自工研の存在は知らず、体を動かしたかったこともあり、バトミントン部にでも入ろうかと考えていました。しかし、新歓の時期にバトミントン部のチラシを求め彷徨っていた私の元に自工研のチラシが飛び込んできました。元々F1が好きだったこともあってか、バトミントンの存在など忘れガレージを見学しに行ったその日に即入会したことを今でも覚えております。
入会当初から自身初めての大会までの間は、工具の使い方を知ることや基本的な製作活動以外は活動への参加自体も少なく、車がどうやって動くかさえも分かりませんでした。しかし、プロジェクトが変わってからは、少しずつではありますが仕事を任されるようにもなってきて、車について詳しく知ることもでき、同時に自分が作っているパーツに対する責任感も生まれてきました。そして私自身、最近になってようやく自工研に入ってよかったと思えるようになって来ました。それは、自分が設計した部品が自分やチームのメンバーによって作られ完成した時に得られる達成感や、夜遅くまで活動して得られる充実感を味わうことができるようになってきたからです。この感覚は今までの私には無かったもので、これだけでも自工研に入ってよかったと思えますが、それに加えて、良い先輩方に恵まれたことも理由だと思います。先輩方は車に関してとても多くの知識を持っていて、設計などで疑問が生じると真摯に相談に乗ってくれます。しかし、自分が来年になったら後輩に頼られる先輩になれるかどうか今から不安でもあります。これからの個人的な目標としては、今の自分に不足している車両に関する知識や、工作機械の使い方を学ぶことに注力しながら活動を行い、次の大会までに少しでも生かせればと考えております。
最後になりますが、自分がこのような貴重な経験をさせて頂いているのも、偏にこの活動をご支援して下さっているスポンサーの皆様、先輩の皆様のご支援のおかげです。この場をお借りして感謝申し上げると共に、引き続きのご支援をいただきたくお願い申し上げます。
(佐藤)
明けましておめでとうございます。ニュースメール担当の深町です。本年も宜しくお願い致します。
さて、冬休み期間にのんびりとし過ぎたせいで配信が遅れてしまいましたが、明けましておめでとうございますとはいつまで言っても大丈夫なんでしょうか。調べてみたところ鏡開きまではセーフのようで。鏡開きの日は地域差がありますが、配信日はぎりぎり新年を祝える範囲にあるのではないでしょうか。
もう年も明け、予定としているシェイクダウンが近づいて来ました。間にテスト期間があることなど考慮するともう時間はなかなかないです。頑張ります。
この活動をやっていく中で1人しかいないマネジメントとして様々なことを昨年は思い悩みましたが、年も明けたので一度気持ちをリセットして初心に戻りやっていこうと思います。
最後に改めて本年もご支援、ご声援のほど宜しくお願い致します!
(深町)
NEWSMAIL -ニュースメール- Vol.97 2012年12月号を最後までご覧いただき、ありがとうございました!