Vol.47

Keio-Formula.Com News Mail Team

ここでは、KF-06プロジェクトのリーダーである辻夏央より、毎月のプロジェクトの進行状況、当チームの様子などをご報告させて頂き ます。

連続企画 [in Leader's View]

今回はまずスポンサーや関係者の皆様にお詫びしなければならないことがあります。

2月29日(金)に予定していた新マシンKF-06のシェイクダウンが遅れ、3月5日(水)6日(木)に富士スピードウェイにて行われる支部合同試走会へ の参加が不可能となってしまいました。スポンサーや関係者の皆様から多大なる御支援を頂いたにもかかわらず、絶対目標にしていた早期シェイクダウンを達成 することができず、プロジェクトリーダーである私の力不足を痛感致しました。

設計者の大半が経験不足な1年生であることと、本来引退する学年である3年生の山田が担当する部品が多すぎたことにより設計に遅れが生じ、シェイクダウン の遅れに繋がりました。しかし、設計締め切りを設けたとしても、設計者の人数に余裕が無いため締め切りを守れなかった者を処罰することはできず、結局は各 設計者の良心と努力を信じるしかありません。設計に遅れが生じたということはプロジェクトリーダーである私と設計者達との間に十分な信頼関係が構築されて いなかったということであり、私の不徳の致すところです。

また、今後の予定ですが、当チームがマシンの部品製作のために使わせて頂いている矢上キャンパスの実習室が換気扇の工事のため、3月の 前半閉鎖される予定であることが先日判明し製作の予定に大幅な狂いが生じてしまいました。現在の設計及び製作のペースを考えると、シェイクダウンは早くて も3月の後半になってしまうことが予想されます。

残念なお知らせはまだ続きます。前回のニュースメールで休部をお伝えした1年生の谷田が正式に退部致しました。ある部員の退部により他の部員の負担が増 え、それに耐えられなくなった者が退部することにより残った者の負担が更に増えるという悪循環がここ数年の当チームにはあったのですが、今年はそのような 悪循環が起こらないことを祈るしかありません。例年、春休みは設計・製作が長期間続き、精神的にも肉体的にも大変厳しい時期です。この時期を乗り切って入 部から1年が経った時、1年生達は2年生になるとともに一人前のチームメンバーとなるのです。そんな彼等を新マシンの試乗会で祝ってやりたいものです。

さて、私個人の1・2月ですが、1月は試験の恐怖から現実逃避するために空燃比調整用のエクセルファイルを作成しておりました。詳しく はこちらをご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/keioformula/archives/51286521.html

2月に入り試験が終わってからは、1年生達の設計にアドヴァイスをしつつ設計が終わったものから実習室で製作を行っておりました。実習 室の職員の皆様のご協力もあり、製作は順調に進んでおります。徐々にではありますが、新マシンは確実に完成に近付いております。1年生達も日々成長してお り、チーム力は向上しつつあります。そんな当チームを今年も宜しくお願い致します。

編集後記

NewsMail編集担当の鈴木です。 今号もご覧頂きありがとうございました。
これまで、チームは3月初めの走行会でのシェイクダウンを目標として努力してきました。
しかし、人手不足、設計の遅れなどの要因から製作が遅れ、さらに3月前半は実習工場が使用できないことが判明し、 目標は達成できない可能性が高くなってしまいました。KF-06プロジェクトのためにご支援いただいたスポンサー様、 関係者の皆様には大変申し訳ございません。
この遅れを少しでもカバーするためにこれからも最大限の努力を続けていく所存です。

さて、この冬は例年以上に寒さの厳しい冬となりました。
2月には何度か雪が降り、また異常なほどの強さの風に見舞われ、関東地方一円で鉄道 などの交通機関がストップするなど、猛威を振るいました。当チームにおいても、ガレージの中に 大量の枯葉やゴミが吹き込んだり、カウルのモックアップが大破したり様々な影響を受けました。

下の2写真はともに当チームのガレージ前から東京方面の風景を撮影したものです。
普段は東京の高層ビルなどを見渡せるのですが、下の写真のような景色に様変わりしてしまいました。

<まさに『嵐の前の静けさ』です・・・
 高台にあるため、晴れている日はガレージから東京タワーや六本木ヒルズが見えます>

<上の写真から数時間後のものです。春一番だそうです>

ただ、3月・4月を迎えるにあたり、気温がだんだん暖かくなり屋外における作業の負担も 緩和されることが予想されます。これからは今以上にマシン製作のペースを上げ、早期にシェイクダウンを 皆様にご報告できるよう、邁進してまいります。

(鈴木)



News Mail1月・2月合併号を最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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