
活動記録
11月下旬に、ついにマシンフレームが完成!
前マシンよりもかなり早い完成となりました。
車輌の骨格ともいえるフレームがカタチになったことで
メンバーも気合十分♪♪
このまま来年3月シェイクダウンを目指して突っ走りたいと思います!
◎シャシー班
・フレーム(菅澤)
11月はフレーム製作の準備とフレーム製作を行いました。準備期間が授業期間中だったので、
1、2年生が授業の空き時間に交代で工場に入りながら作業を進めました。
そのため、まとまった時間がとれず、作業効率がなかなか上がらずに苦労しました。
1年生は、慣れない作業に手間取りながらも、頑張ってくれました。
しかし、時間が足りないことに変わりは無く、不安の残るまま、ツインリンクもてぎに向けて出発する事となりました。
もてきでの詳細は鈴木に任せるとして、メンバーの努力でフレームを何とか完成させることが出来ました。
12月は隔壁、インパネのレイアウト検討やステアリングギアボックスの設計をしました。
寒さが厳しくなる中、底冷えするガレージで残り少ない日々を頑張っています。
・ペダル(永富)
初めての本格的な設計で長くかかりましたが、ようやく設計完了しました。
解析にはかなり苦労しましたがその甲斐あって、設計重量では前年より約0.2kg減を達成しました。
すでに製作を開始し、今月はブラケットの部分を完成させました。
・デフ(山口あやぱん)
11月は、デフマウントを、アルミでつくるか鉄でつくるかの選択をしました。
アルミでは軽くつくれるので軽量化の面では非常に良いが、コストがかかるのが難点でありました。
あと、弱い材料だと同じ応力にするのに重量がかかり、
本当にアルミにすることによって強度も考慮すると軽量化できるのかという疑問もあり、
強度が保たれる範囲で鉄でも軽量化をできるだけやってみた結果、
昨年に比べデフマウント一つにつき約200グラム減ができることがわかりました。
アルミでは一つあたり300グラム減ができますが、コスト、強度を考えた結果今回も鉄でいくことにしました。
・電装(永富)
車両に搭載する距離計や加速度ロガーの改良、コーストレース装置の製作をするための準備をしています。
また、ペダルとの兼務を活かし、ドライバーの習熟支援に役立てられるよう、
ペダルの動きと連動させた加速度ロガーを製作する構想も練っています。
ペダルの製作が終わり次第こちらに注力していきます。
・サスペンション(内田)
フレーム製作が完了したので、今月からいよいよサスの部品も本格的に製作していきました。
授業の合間での製作で思ったように進めることができませんが、
とりあえず今年中にアーム部品とアップライトの部品を完成させることが目標です。
そして、春休みで一気にサスの部品を完成させたいと思います。
・隔壁(山田)
スパークプラグを取り外す場合、エンジンを下ろす場合、に最小限隔壁をはずせばよいようにし、
更にシートと隔壁の一体化がはかれるように設計しています。
あとはシフトや吸気と干渉する部分がないか確認するだけです。シートを樹脂で造るか否か検討しています。
◎エンジン班
・吸気(吉村)
コレクターの解析が終わり、現在製作中です。今年もFRP。すんなりできるとは思いませんががんばります。
・燃料タンク (田村)
11月上旬に設計が終わり、その直後から製作にはいりました。
製作はまずアルミ板の切り出し、サイトチューブの旋盤での製作から入りました。
そして一番の課題であった板金、溶接手順などは11月中旬のフレーム講習の際
ホンダマイスタークラブの方々からアドバイスをいただき、その後の製作のスピードアップにつながりました。
12月上旬の現在、板金は終わり、後はリターンの部分さえ作れば溶接して完成という段階です。
12月中旬の完成を目標に進めています。完成後はホースやポンプなどの部品をそろえることになると思います。
・排気(桑山)
株式会社モリワキエンジニアリング様からエキゾーストシステム1セットと廃材をいただきました。ありがとうございます。
主な材料についてはは大体集まりましたが、廃材の加工について、まだ考案中です。
具体的には350mm程度の長さのパイプを曲げる方法で悩んでます。
・冷却 (田村)
12月上旬にフレームとエンジンとの兼ね合いを考慮にいれラジエーターの位置を決め、
ラジエーターホースのスポンサー交渉の依頼をしました。
これからはカウル担当の方とダクト製作の話し合いをし、
冷却効率の向上とレジュレーションにあった冷却水の検索をしようと思っています。
・エンジン(鈴木)
インジェクターユニットの設計は終わりいよいよ製作という状態です。
今後はこれを製作していくとともに、どうオイルパンに手を加えていこうか検討していきます。
今年中に終わらせれば・・・と考えています。
クリスマスイヴに開催されたマイスタークラブ様主催エンジン整備講座がとても楽しかったです☆
◎サポート部
チームのPR用DVDを作成しました。 なんとかお見せできるものになったのではないかと思います。 これから年末ですがまだまだ仕事はあります。思いつくだけでも両手で数え切れないくらいの。 そんなわけでまだまだ頑張ってこなしていこうと思います。(鳥居)
◎フレーム講習
11月に開かれる学園祭休暇期間にあわせ、四泊五日のフレーム講習に行ってきました。
場所は、本田技研工業株式会社様のドリーム工房を使わせていただきました。
1,2年生を中心にフレーム講習を経験しているメンバー三人、初めて行くメンバー五人の総勢八名(精鋭?)で臨みました。
今回のフレーム製作は、準備期間が限られており大変でした。
まず、初日は治具の組み立てから始まり、ロアフレームの製作などを行いました。
二日目は、ロアフレームから上の部分、バルクヘッド、メイン・フロントフープが立ち、
だんだんと新フレームの姿が現れてきました。
三日目は残りのパイプを、擦り合わせをしては溶接をする作業を行いほぼフレームが完成しました。
四日目は、デフマウント・サスブラケットの取り付けを行いました。夜には完成祝賀会を宿で開き、
メンバーの気持ちがひとつになった気がしました(笑)。
最終日は、各種データ取りを行い、夕方には帰路につきました。
設計者である菅澤曰く、短い製作期間の割にいいフレームができたとご満悦の模様でした。
これからは、ステアリングラックの設計だ〜と張り切っています。
僕自身、フレーム講習参加は初めてで当初はフレームが未完成のまま学校に帰らなければならないのでは…っとハラハラしていました。
三月にはシェイクダウンができるようこれから頑張っていきます。
最後になりましたが、新しいフレームが無事完成にこぎつけたのもマイスタークラブの皆様のご協力のおかげです。
チーム一同お礼申しあげます。これからもKeio-Formula.Comをよろしくお願いいたします。
(鈴木)
◎SolidWorks CAD講習
11月中旬、ソリッドワークス・ジャパン株式会社様でCAD講習が開かれました。
正直なところ、もっと早くこんな講習受けたかったです!
以前していたペダルの設計・解析時には技術不足で、
せっかくご支援頂いたソフトも全く使いこなせず無駄な苦労ばかりしていました。
しかし今まで歯痒く思っていた部分を、どうすればもっと便利に使えるのかがわかり、
同じスケッチを描くにもアプローチを変えることでずいぶん楽に描けるようになりました!
土曜日にも関わらず2週連続で講習を設けて頂いたソリッドワークス・ジャパン株式会社のみなさま、
どうもありがとうございました。本当に実り多き講習でした!!(永冨)
◎エンジン整備講座
12月23・24日にホンダマイスタークラブ様によるエンジン整備講座があり、
ツインリンクもてぎのドリーム工房に行ってきました。
講座は、エンジンのミッション周り・オイル周りの分解・再組み立てを行うことで、
エンジン整備に関する基礎を習得するという目的でした。
エンジンをバラすのは初めてであったため、初めはすごく複雑なものであることを想像していた一同でしたが、
ボルトの締め方やトルク管理などといった基礎的なことを守り、
あとはサービスマニュアル通りに間違いなくやれば自分たちでもできることが分かりました。
また、ミッションの軽量化やオイルパン改修に関する注意事項なども現物を見ながら説明いただき大変勉強になりました。
これからのエンジン開発に役立てたいと思います。
マイスタークラブの飯塚さん、宮田さん、飯倉さん、2日間大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。(関川)