各競技毎の結果、感想を報告します。
[静的審査] | |||
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コスト | 43.90点 / 100.0点 |
15位 | |
プレゼンテーション | 35.53点 / 75.00点 |
38位 | |
デザイン | 61.00点 / 150.0点 |
39位 | |
[動的審査] | |||
アクセラレーション | 4.599秒 | 52.27点 / 75.00点 |
29位 |
スキッドパッド | 5.479秒 | 22.25点 / 50.00点 |
27位 |
オートクロス | 62.850秒 | 110.31点 / 150.00点 |
25位 |
エンデュランス | DNF | 6点 / 300.00点 |
43位 |
燃費 | DNF | 0点 / 100.00点 |
32位 |
[総合] | |||
331.53点 / 1000.00点 |
35位 / 96チーム |
大会1,2日目には技術車検、チルト試験、騒音試験、車重測定、ブレーキテストが行われました。本校は初日に車検を受けましたが、カウル周りの大きさ制限に引っかかっていること(実は大丈夫だった)や、ナットの緩み、ファイヤーウォールの隙間、面取り不足などが指摘され、再車検となってしまいました。大変重大視すべきは、ナットの緩みを指摘されたことです。深夜目をこすりながら、アライメントとった際に緩めたナットを閉め忘れていたのが原因でしたが、ナットの緩みは気の緩み。ボルトやナット1つの緩みがどんな事故につながるかわかりません。いかなる作業にも緊張感は必要であることや、ロックペイント、多重チェックの大切さを改めて感じました。車検は2度目の車検となる簡易車検で通貨できましたが、1度で通過できなかったことが悔やまれます。
チルト試験、騒音試験、ブレーキテストは難なく通過でき、3日目に伸ばすことにはなりませんでした。
来年度は、レギュレーションの変更にもうまく対応し、すべての車検項目一発で通過できるように準備したいです。
コスト審査は15位という結果になりました。前回の3位に比べて大きく下がってしまい、残念に思っております。コストレポートが完成したのが直前であったため見直しができなかったこと、昨年や一昨年の指摘箇所を修繕できなかったことなどが、正確性の大きな減点につながりました。また、今回はリアルケースシナリオも直前の準備となってしまいました。全体として計画の甘さ、またそれによる余裕のなさが順位を下げた大元の要因だと思います。
今回のコストレポートの大半は入部したての1年生が作ってくれました。まだ大学生活にも慣れない5、6月に夜遅くまでコストレポートをつくってくれた1年生には非常に感謝しております。彼らの力があってコストレポートを完成させることができました。
順位を大きく下げてしまい、メンバー、ご支援頂いたOB、スポンサーの皆様には大変申し訳なく思っております。慶應にはコスト審査で表彰台に上るポテンシャルはありますので、来年こそは表彰台、1位を目指してもらいたいと思います。上位に食い込むために私も最大限の協力をしていきます。
(吉田)
今大会のプレゼンテーション審査は38位、35.53点と不甲斐ない結果となってしまいました。
今回市場を海外に設定してしまったため、市場調査や裏付けが不完全なものとなってしまい、準備も遅れてしましまい、発表本番では原稿も用意出来ていないという状況でした。ただ、これももっと早くから準備に取り掛かっていれば解決できたはずですので、今回の敗因はひとえに準備開始の遅さです。自分の不手際のために多大なご迷惑をかけてしまいました石川先輩には感謝と申し訳無さでいっぱいです。
来年は今回の反省を活かし、静的審査が成績を下支え出来るようにしたいです。
(太田)
デザイン審査は大会2日目の9月3日に静的審査の最後の審査として行われました。審査は事前のレポートの得点と当日の車両紹介および質疑応答による加点で審査されます。昨年に引き続き、シャシー、サスペンション、パワートレインの各パートに分かれて行われる質疑応答がほとんどの時間に当てられました。
結果としては150点満点中61点の39位となり、昨年の15位から大きく順位を下げる結果となってしまいました。 後日行われたデザインフィードバックでは、数値目標の落とし込みやレポートの段階での曖昧さが指摘され、V字モデルをしっかり意識するようにとのアドバイスをいただきました。車両の調整や整備に時間が多く取られ、静的審査の準備があまりできなかったことも含めて今大会は反省すべきことが多く出てきた大会でした。次期プロジェクトでは今回の反省点をしっかりと活かし、初の入賞を目指して努力していきたいと思います。
(吉村)
大会3日目の午前中、アクセラレーション競技が行われました。1stドライバー相原、2ndドライバー北で臨みました。天候の不安もあったため、早い時間からアタックをしました。
結果は4本の内のベストタイム4.599秒で29位となりました。練習不足であることと、メーター類が無くドライバーが得られる情報が少なかったことで、変速タイミングがうまく行かなかったのではないかと思いました。
(相原)
大会3日目の午前中に、スキットパッド競技が行われました。1stドライバーは倉地、2ndドライバーは相原で臨みました。天候を懸念して、朝の走行開始直後から、走行を行いました。
結果は、4本の内のベストタイム5.479秒で27位となりました。マシンとしてのバランスは良かったのですが、練習時間が足りずに2人とも攻めきれない走りとなってしまいました。
来年度には、しっかりと練習時間をとり、スキットパッドを「攻められる」ようにしたいと思います。
(相原)
午後のオートクロスでは天候に若干の不安もあり、昼過ぎのタイミングを見計らって第1走者の鈴木が出走しました。タイヤ温度が上がり難い状況であり、2周目のアタックで、きちんと車両性能を引き出したタイムを記録することが出来ました。
その後16時前に私が第二走者として出走しました。既に鈴木が良い公式タイムを出してくれていたため、少しリスクをとって攻め込みましたが、1箇所コーナー進入でフロントタイヤをロックさせてしまい、結果として0.007秒遅れ、更新するには至りませんでした。
前後ブレーキバランスがかなりフロント寄りになっていたため、ピットに戻って調整し、翌日のエンデュランスに備えました。
(野口)
前日のオートクロスでは1分2秒台を記録し、前年度のタイムを約2秒上回りました。マシンの動きは良好で、エンデュランスでも昨年以上の結果を残せると感じ、緊張感はありながらもエンデュランス当日を楽しみにしていました。
しかし当日は大雨に見舞われ、開始が大幅に遅れることとなりました。そんな中断続的に雨が降りつつ少しずつエンデュランスが進行していきました。少しでも路面が乾いてるときに走りたかったのですが、ところどころ水たまりがある状況でした。そのため、前走車のタイムを参考にしつつ、ミスなく走り切ることを最優先にすることにしました。そして、目標通り徐々にタイムを上げ、フルウェットの中1分18秒フラットまでもってくることができました。これからは1分17秒程で周回しようと思った矢先、スラローム中に予期しないトルク変動があり、その後エンジンが止まってしまいました。再始動を試みましたが、セルが回らなくなりリタイヤとなりました。水による漏電が原因と考えられます。
今年のエンデュランスは残念ながらリタイヤとなってしまいましたが、マシンとしては昨年より進化していると感じました。この教訓をも とにさらに良いマシンを作り上げて欲しいと思います。
(鈴木)