KF-10プロジェクトのメンバーの意気込みや思いをリレー形式で1人ずつ紹介していきます。
今回はシャシー担当の倉地星也です。
理工学部1年学門4の倉地星也です。KF-10プロジェクトでは、シャシー班を担当しており、主にカウルやサイドポンツーンなどの設計に携わっております。今回は、私がこの活動に携わるようになった経緯や今抱いている思いについて書いていきたいと思います。
学生フォーミュラという活動は、実は大学に入学する以前から知っており、高校の頃からこの活動に携わりたいと思っていました。というのも、私は、F1好きな親の影響で小さいころからF1を見ており、高校生くらいから、将来は車作りに携われる仕事に就きたいと思うようになりました。どういった経緯でこの活動を知ったのかについては忘れてしまったのですが、この活動の存在を知った時に「この活動をやってみたい!!」と思ったのは今でも覚えています。
実際この活動を始めてから、まもなく1年が経とうとしていますが、この活動に関わってとても良かったと思っています。それは、もちろんただ単にやっていて楽しいからというのもあるのですが、実際にそういった職業に就かれている方々と交流する機会がたくさんあり、自分が今何をやらなければいけないか、という将来に対する指標のようなものをひしひしと感じることができるというのもあります。また、入会した当初と今では自分の中での学生フォーミュラという活動に対するモチベーションははるかに違いますが、それ以上に人間としても成長できているように感じます。具体的に言うと、少し離れた場所から自分を見ることができるようになったのかなと感じます。
先ほど述べたように、私はF1が大好きです。その中でも、空力というものに非常に興味を持っています。自工研に入った当初は、「空力がやりたい」という一心でした。正直に言って、今の自分からすると、すこし自己中心的な考えだったようにも感じます。この1年で思ったことがあります。F1のみにかかわらず、車両を設計する人(主に外観の面で)は、空力しか考えていないのでしょうか。おそらく違います。足回りのことや、エンジン、吸排気など様々なことを考慮したうえで設計を行っているのだと、勝手な想像かもしれませんが、私はそう思うようになりました。つまり、車両に関する知識、例えば、先ほど挙げた足回りやエンジンや吸排気の構造や仕組みなども知らずに、ただ「空力がやりたい」なんていうのは、おかしな話だと思っています。
これは、あくまで私の勝手な考えです。ただ自分に自信が無くなっただけかもしれません。ですが、車両に関する知識がまだまだ十分でないのは確かです。4月には新入生が入会し、先輩という立場になります。頼りない先輩と思われないように、単なる知的好奇心のためではなく、しっかりとした目標をもっていろんなことを学んでいきたいと思います。
最後になりましたが、こういった貴重な体験ができるのは、スポンサーの皆様やOBの方々のご支援があるからこそだと思っております。また、自分の中での考えが変わるきっかけともなった、先輩方のひたむきな姿勢には尊敬の意を表するとともに、大変感謝しております。今後とも自動車工学研究会をよろしくお願いいたします。
(倉地)
こんにちは。ニュースメール担当の山端です。4月というのに肌寒い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は4月から三田キャンパスに通うことになりました。三田キャンパスの授業を現在決めているところなのですが、なかなか面白そうな授業が多く、楽しみにしております。ゼミも始まるので、多忙を極めることかと思いますが、効率的に行動していきたいと思います。もちろん、三田キャンパスに移っても、自工研の活動場所である矢上キャンパスにもしっかりと通う予定です。
今後は授業も始まり、新入生の勧誘、静的審査等いろいろやらなければいけないことがありますが、計画的に取り組んでまいります。宜しくお願いします。
(山端)
NEWSMAIL -ニュースメール- Vol.89 2012年3月号を最後までご覧いただき、ありがとうございました!