Vol.63

Keio-Formula.Com News Mail Event

7月になりました。今月は富士スピードウェイにおいて自動車技術会関東支部様主催の試走会がありました。

「富士スピードウェイ試走会」(8月3日~8月5日)

8月3日から5日までの3日間、富士スピードウェイにて社団法人自動車技術会主催の支部合同試走会が行われました。
初日は、参加登録と車検が行われました。
今年は特に不具合なども無い状態で車検に臨むことができました。それでもいくつかか問題点を指摘して頂くこととなりましたが、重大な欠陥は見つからず、そのまま走行許可を頂くことができました。
2日目は、はじめに騒音審査とブレーキテストが行われました。
ここでも、大きな問題は見られず、一度で通過することができ、順調な滑り出しとなりました。
その後、アクセラレーションの走行試験に移ることとなりましたが、こちらの不手際によって大会運営上大きなご迷惑をおかけすることとなってしまいました。この場を借りてお詫び申し上げます。
午後は、周回走行を行いました。ここでは、とても安定した走りを見せ、上位校に迫るようなタイムを出す場面もありました。
ある程度周回を重ねた所で、ブレーキランプのステーが破損したため一旦ピットへ戻りました。
ステーは修理して頂くことができましたが、ここで重大な欠陥が見つかりました。燃料漏れです。
これにはメンバー一同に緊張が走りましたが、適切な処置により大事には至らず、原因をつきとめることができました。
その後、燃料タンクの修理に時間がかかり、しばらく走れない状態となりましたが、修理が完了して再び周回走行を重ねることができました。
しばらくして、今度はサイレンサーのステーが破損したため、再びピットへ戻ることとなりました。この修理のため、2日目の走行は終了となりました。
3日目は、朝早い時間から前日の修理をしていただき、昼前には周回走行に入ることができました。
前日とは違うレイアウトのコースを走ったり、不安定な天候ゆえ、レインタイヤでの走行試験も行うことができました。その後、大きなトラブルもなく周回を重ね、撤収時刻を迎えました。
今年度はかなり早い段階でシェイクダウンが済んでいたこともあり、例年と比較してもかなりの距離を走ることができ、多くのデータを得ることができました。
また、整備技術が高まったり他校の見学によって刺激を受けたり、メンバー間の親睦が深まったりと、非常に良い経験となりました。
この経験を大会本番に繋げて、素晴らしい結果を残せるよう努力していきます。
最後に、このような素晴らしい試走会の運営にあたってくださったスタッフの皆様に、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。



(野口)