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vol.34



ACTIVITY

11月の活動模様です。来月からは製作された部品も紹介していきます!


◎シャシー班

・山田(フレーム担当兼シャシーリーダー)

フレーム設計、解析を進めていました。その解析の結果、リア回りではエンジン下にトラスを組むことが、 フロントでは足の下あたりにトラスを組むことが最も効率よく剛性を上げられることが分かりました。 これを踏まえ、設計を完了し、製作を開始いたました。

今回は、前プロジェクト時のようにヤスリを使って人力でパイプのすり合わせをするのではなく、
三菱マテリアル神戸ツールズ株式会社様から頂いたエンドミルで、スマートに機械加工ですり合わせを進めております。 そのおかげで製作は予想以上のスピードで進行し、三分の二程度のすり合わせが完了、ジグも半分くらい完成しました。 予定より早く完成しそうでワクワクしています。

先輩には今年のフレームはダサいとか言われましたが、目標重量を達成出来そうなのでこの際見た目は気にしません。 完成次第剛性の実測を行いたいと思います。

・山口(サスペンション担当)

今月は、ジオメトリーの見直し、アームとスタビライザーの取りつけ点や形状の決定、ベアリングホルダーの設計変更などを行いました。 かなり遅れましたが、アセンブリをし、やっと形になってきたところです。 あとは、アームのパイプやアップライトの鋼材の選定をし、製作にとりかかっていきます。

・辻(シフト担当)

今月は点火カットの為のスイッチの選定をし、秋葉原まで買出しに行って参りました。秋葉原・・・僕の生息地・・・だと思われているところ。 そして、そのスイッチに合わせて設計を煮詰めました。しかし、その後電装担当と話した感じでは、 このスイッチは使わないことになるかもしれません。三田祭期間中に製作が進み、シフトレバーなど、ほとんどの部品が完成致しました。 ただ、完成品を見ると、作り直して改善したくなるという病気が。よほど暇にならない限り我慢しなくては・・・。

・内田(サスペンション担当)

KF-05においてはフロントのサス設計を任されたので設計に励んでいましたが、ジオメトリーなどの全体の様子が不明なため心配なので、 話し合ってできるだけよいものを作りたいと思います。

・菅澤(操作系担当)

今月は、ペダル、ステアリングギアボックス等の設計や製作をちまちまとやっていました。空気が乾燥してきて、 手などの切り傷が目立つようになってきましたが、私にとっては自工研最後のプロジェクトとなるので、 傷さえも何だか感慨深く思えます。今年も残り少ないですが、来年に上手く続けられるよう頑張っていきたいです。

・船越(カウル担当)

今期マシンKF-05のデザインに関するアイデアは既にほぼまとまっているので、ウレタンの原型を製作するための、 フレームのモックアップを作り始めました。原寸で再現する意味はディティールを煮詰めること、またスケール上の相異を見ることです。 原型はデザインの検討、修正を重ねて年内には完成させたいです。


◎パワートレイン班

・吉村(吸気担当兼パワートレインリーダー)

今月中旬から製作に入りました。現在はまだカラー等の小物しか完成していませんが来月あたりからは大型部品も姿を現すと思います。 担当である吸気と合わせ2月完成に向けて頑張ります。

・桑山(排気担当)

株式会社小野測器様に騒音計をお借りしました。株式会社モリワキエンジニアリング様にウールをつめ直していただいたサイレンサーとあわせて、 バッフルを使用したときの騒音も測る予定です。万全の体制をもって大会に臨めるよう、この機会を利用していきたいと思います。

・永冨(電装担当)

今月も引き続き、ハーネスの設計および、点火カットの方法を模索していました。

シフトチェンジ時にはシフトレバーの操作のほかに、アクセルの調節とクラッチ操作が必要ですが、 当チームではシフトの機構を工夫することで、クラッチレス操作を実現しています。 今期マシンKF-05では、シフトアップ時のドライバー負荷・タイムロスをさらに減らすため、点火カットを導入することで、 アクセルを踏みっぱなしの状態のままでもシフトアップを可能にしたいと考えています。

・佐藤(吸気担当)

スロットルボディの設計を任されており、方式をスライド式にするかバタフライ式にするかで悩んでいたのですが、 スライド式は機構が複雑化して製作に遅れが出ると予想されたので、スロットルボディはバタフライ式にすることにしました。 今は、ばねの選定などを行っています。早く完全に設計を終わらせたいと思います。

・吉原(冷却担当)

今月はあまり活動に参加できなかったのですが、先輩方に教わりながら、工場での部品製作、旋盤の練習を行いました。 また、冷却システムについて色々勉強しています。


◎マネージメント

・高屋(プロジェクトマネージャー)

11月中はマネージメントというより、会計の仕事が多い感じでした。 新プロジェクトへの移行ということで今まで煩雑過ぎた会計を手直しし、なんとか手間をかけずに見やすい、やりやすい会計にしようと四苦八苦しています。 今はまだまだですが、なんとか来年3月ぐらいまでには分かりやすくし、管理しやすくしたいと思っています。

◎マネージメント

・加藤(交渉)

今月は、スポンサーシップ賛同のお返事を先月くださったスポンサー様から、相次いでご支援製品が到着しました!本当にありがとうございます! スポンサーの皆様のご協力のおかげで私どもが活動できているのだと、ご支援いただいたり新しい交渉を始めたりする度に実感しております。 今月末〜来月は、企業様の訪問が何度かあるので、プレゼンテーションの練習をしなければ…と思っています。

・鳥居(広報)

11月初旬に日本国際工作機械見本市(JIMTOF)があり、神奈川工科大学さん、上智大学さん、
東京大学さんとともに、 当チームの前プロジェクトマシンKF-04を展示させていただきました。会場では多くの方にマシンを見ていただき、 質問からアドバイスまでさまざまな言葉をかけていただきました。展示ブースに置いた、KF-04プロジェクトの法人スポンサー様一覧が人気で、 本活動とそれに対する企業様の取り組みへの、強い関心を感じました。日本工作機械工業会の市村様、 株式会社ビー・エフ・シーの角田様をはじめとする関係方々に厚くお礼申し上げます。

また、Webサイトのリニューアルも進行中ですが、計画変更などもあってなかなか進んでいないのが現状です。


◎静的審査

・鳥居(コスト)

流用品製造工程分析を前倒しして調査を進める方針となり、11月19日に行われましたOB現役交流会でもOBの方々に情報ご提供のお願いをいたしました。 当然のことですが、自分達でも資料集めを行っていきたいです。今回の部品は以前の大会の調査部品と重複しており、かつて調べた経験がありますが、 大会では予期せぬ質問を受ける可能性が非常に高いので十分煮詰めていきたいです。 また、この調査は新一年生育成のためになるという意見も多いため、来年度入学の一年生が入った後、また改めて調査を行わせてみようとも考えています。

・加藤(プレゼンテーション)

来年の第5回全日本学生フォーミュラ大会までにしなければならないことの大枠を考えました。 また、新しいレギュレーションに変更点がないかどうか確認しました。

第4回大会の静的審査配点・レビューをお送りいただいたので、それを確認して分析したりもしました。 具体的なプレゼンテーションの中身にはまだまだ程遠いですが、 方針の決定でプレゼンテーションも大きく左右されるため、データ収集は怠らないようにしていきたいと思います。