KF-09プロジェクトのメンバーの意気込みや思いをリレー形式で1人ずつ紹介していきます。
今回は会計の大草和己です。
今回のIn Member's Viewは大草がお送りさせていただきます。
まず現在私が担当しているコスト審査についてお話させていただこうと思います。コスト審査は大まかに言うとチームのフォーミュラカーがいかに低コストか、またそのコストの分析がいかに正確かを競う審査です。2009年大会からは"Real Case Scenario"という競技が導入され、コストの改善についての技術、知識も問われるようになりました。コスト審査の配点は100点となっており、全体の1割程度にしかなりません。しかし、年を追うごとに競争が激しくなっている昨今の学生フォーミュラ大会において、コスト審査を取りこぼすと上位進出が厳しくなる状況になり、決して軽視することができない審査となっております。
昨年、当チームは大きく順位を上げることに成功しました。そこで今年度は昨年の経験を生かしたまま、さらに工夫を施して得点向上を図る方針をとっております。上でも触れましたが、コスト審査は主にマシンのコスト、コスト分析の正確さ、コストの改善についての技術と知識の3つから成り立っています。マシンのコストについては前年同様、単気筒やスプールデフといったシンプルな構造と徹底した軽量化方針を採用しているため、今年も低コストが期待でき、高得点を上げられると思われます。コスト分析の正確さについては昨年一定の評価を受けたため、さらなるブラッシュアップと裏付け資料の拡充を図っていくことを考えています。ブラッシュアップはレギュレーションで曖昧なところの再調査、説明の明瞭化を中心に作業してまいります。レギュレーションの解釈は、まだ現行ルールになって2年しか立っていないので主催者でも判断に迷うところがあるなど未だ不明瞭なところがあるのでとても注意が必要です。コスト審査の中でも一番難しい点の一つだと私は思っています。裏付け資料は図面だけにとどまらず、組立図なども含めようと現在作業しています。裏付け資料は前年1位だった大阪大学との比較でとても差を感じたところであり、なんとしても差を埋めたいところです。コストの改善についての技術、知識を競う"Real Case Scenario"は今年一番力を入れたい部分です。前年満点である20点をとるチームが多く出る中で、当チームは8点に留まってしまいました。逆に伸び代がある分野だと考え、今年はより多くの人の知識を集約して高得点を目指します。以上のような作業を重ねて前年の4位を上回る成績、表彰台またはその真中に立てるよう精進してまいります。
終りになりますが、日頃の皆様のご支援ご指導には大変感謝をしております。皆様のご声援やご期待に応えられるよう精一杯活動して参りますので、今後とも変わらぬご支援ご指導のほど、何とぞ宜しくお願い致します。
(大草)
ニュースメール編集担当の石川です。今年も早2ヶ月が終わり、そろそろ春を迎える時期ですね。キャンパスの桜も、卒業生を見送り、新入生を迎える準備を始めています。
さて、学期末試験が終わったあと、僕は春休みを利用して教習所に通い始めました。僕の現在の生活スタイルでは自動車を運転することはありませんが、自工研に所属する者として、運転免許くらいあっても良いのではないかと思い、教習所に通うことにしたのです。いざ、教習所内や路上で自動車に乗ってみると、始めは恐怖心がありましたが、慣れるにつれて運転を楽しむことが出来るようになりました。自動車には様々な工学的な技術が駆使され、それを各人の力を合わせて作り上げることも楽しいですが、それと同様に、ドライバーの意志で加減速を行ったり、曲がったりすることも、楽しいものですね。今後は安全に気をつけて、自動車の運転を楽しんでいこうと思います。
少ないチームメンバーで早期シェイクダウンを達成できたのも、皆様のご支援・ご声援があってこそと思います。今後は大会に向けて益々頑張りますので、今後ともご支援・ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。
(石川)
NEWSMAIL -ニュースメール- Vol.78 2011年1・2月合併号を最後までご覧いただき、ありがとうございました!