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Vol.104 2013年9月大会報告号

MACHINE

9月に行われた全日本学生フォーミュラ大会の報告です。

パワートレイン担当

齋藤 嘉人 (理工学部物理学科2年)

先日2013年度第11回全日本学生フォーミュラ大会が終了しました。最軽量化賞1位、コスト3位、総合8位とKeio-Formula.comでは過去最高の成績となりました。エンデュランスで最終日の午前中までファステストラップを保持していたことが放送で触れられたとき少し感動したことをおぼえています。

リーダーの鈴木以下現3年生の方々が勝ち取った1桁ゼッケンは重いですね。新プロジェクトが始まりましたが先輩・後輩・同輩方には今後も変わらぬお付き合いをお願いいたします。

佐藤 龍 (理工学部機械工学科2年)

先日、小笠山総合運動公園にて開催された学生フォーミュラ大会に参加させて頂きました。自分自身、今回が2度目の大会参加となりましたが、何もできなかった前回の大会と比べると少しはチームに対して貢献できたのではないかと思います。しかしながら、自分が担当した箇所が車検でご指摘を受け、その改善に時間がかかってしまい、実際に走行時間が削られてしまったことなど、チームに迷惑をかけてしまった部分も多くありました。

来期からの自分の代では、本大会での教訓を生かし、活動して行こうと思います。

シャシー担当

北 晃弘(サブプロジェクトリーダー 理工学部機械工学科3年)

今プロジェクトKF-11ではKF-10の大会結果を受けて、ホイール10インチ化、LSD搭載と大幅なパッケージ変更を行いました。ボディー、サスペンション共に例年より設計変更が多く、苦労もありました。とにかく軽量にすることを重視しつつ、タイヤデータを用いて根拠のあるサスペンション設計が行えたと思います。タイヤデータを購入して頂いたり、助言を頂いた先輩方に感謝申し上げます。

3月シェイクダウンを果たしてからは時間の許す限り走行を重ねました。トラブルもあり昨年のようには走り込めませんでしたが、昨年よりもクイック羽生と試走会への準備を充実させることで、有意義に走行時間を使えたと思います。大会前にサスペンションセッティングも煮詰められ、前プロジェクト以上の準備ができたと思います。

大会では車検通過に苦労したり、オートクロスでコースにサスセッティングが合わなかったりとトラブルも起こりました。しかし、最後のエンデュランスまでにマシンを調整し、なんとかエンデュランス7位まで食い込むことができました。 昨年から大幅に上位との差を縮めることに成功した瞬間でした。表彰式でも最軽量化賞1位、コスト賞3位を頂き、この1年間ではなく、入会からの2年半の努力が報われた気がします。

大会総合8位という結果は過去最高位ではありますが、まだ目標である6位表彰圏以内という目標は果たされていません。 今度は後輩が指揮する来プロジェクトに今年見つかった反省点を活かしてもらい、第12回大会に期待したいと思います。

倉地 星也(テクニカルディレクター 理工学部機械工学科3年)

まず、この2年半の活動の集大成として臨んだ大会で総合8位という結果を獲得できたことは大変うれしく思っています。特に、動的審査にて上位10位以内に食い込めたことは今プロジェクトの最初に思っていた、速いマシンを作りたいという思いを達成できたようでほっとしています。しかし、それぞれの競技でタイムとして見せつけられた上位校との差はまだまだ大きいということを痛感した大会でもありました。

この1年を振り返ってみると、苦しい・辛いといった思い出は本当に少なく、とても充実した楽しい1年間であったと感じます。KF-10プロジェクトでのリタイア、そして上位校との大きな差を痛感し今回のKF-11プロジェクトでは、タイヤサイズの変更やLSDの搭載、汎用ECUを用いたエンジン制御など様々な取り組みを行いました。実際に実現できたもの、できなかったものはありますが、例年に比べると大きな変化の年になったのではないかと感じています。しかし、こういった様々な取り組みに挑むことができたのも同輩や後輩、そして諸先輩方のアドバイスが無ければ成し得なかったものだと感じています。もちろん自分たちのプロジェクトで残した8位という成績ではありますが、色々な方の思いが詰まった結果であると思うと、これまでの活動に対してより一層の思いがこみ上げてきます。

大会では、夏の試走会で上位校に1秒差にまで迫るタイムを記録していたにも関わらず、直前の部品変更などにより思うようにタイムを残すことが出来なかったことは大変悔やまれることではありますが、それと同時に上位校との仕上がりの差を痛感しました。十分に6位入賞できると自信を持って臨んだ大会だっただけに大変悔やまれますが、今回の反省は今後アドバイザーとして次期プロジェクトに引き継いでいきたいと思います。今回の総合8位という結果は大変喜ばしい結果ではありますが、達成できなかった6位入賞という目標は後輩に託すとともにアドバイザーとして見守っていきたいと思います。

出口 翔大 (理工学部機械工学科2年)

KF-11プロジェクトでは1年間マシンをゼロから作っていく過程を経験し、多くのことを学べました。今大会ではすべての部門で良い結果となり、非常に明るい雰囲気で大会を過ごすことができました。特にエンデュランスでは順調に走っている反面、ふと止まってしまうのではないかと手に汗握る展開で、無事完走したときは言葉に表すことのできない感動でした。今年は表彰台を獲得したコスト審査にも一部ながら参加し、また直接ポイントにつながる走りはできませんでしたが、アクセラレーションのドライバーとして走り、昨年とは違い、大会に参加したと十分に感じることができるものでした。しかし、大会に至るまでの活動姿勢や知識の不足など個人として反省する部分があったことも確かです。

大会が終わり、KF-12プロジェクトがもうすでに始動しています。先輩方がいない環境にまだ慣れていない感覚ではありますが、日々一歩一歩進んで、マシンを作っていき、来年の大会では今年の成績に恥じない結果を出せるように頑張っていきたいと思います。

三角 悠太郎 (環境情報学部1年)

9月になっても夏の暑さが続きます。夏と言えば、キリが無いくらい代名詞がありますが、私たちの場合夏はモータースポーツ、もとい学生フォー ミュラの季節であり、1年間の努力の積み上げのすべてが試される時期でもあります。

マシンが走り出した3月上旬から幾度も走行試験を繰り返し、3度の合同試走会に参加し、マシンセッティングを煮詰め、多くの準備を重ねて大会に 臨みました。大会では車検に苦戦し予定が遅れ一時騒然となりましたが、先輩の迅速な判断で応急措置を施すことができ、難を逃れると同時に今後の課 題にもなりました。動的においては10マシンより確実に速くなっているのが分かり、エンデュランスでは直前に足回りのトラブルがあったにも関わらず7位を獲得できました。またコスト3位、最軽量賞1位、そして表彰式終了後に慶應が総合8位だと知ったとき、衝撃が大き過ぎて数分間思考停止し ていたのを覚えています。

KF-11プロジェクト始動から1年、車両製作という環境に身を置き様々なことを教わり、考えることができるようになりました。私は特に明細な 製作担当が振られていた訳ではなかったのでシャシー製作には幅広く触れることができたものの、知識的にも実力的にも不足する点があり、先輩に頼ったり予定を遅らせたりすることがありました。それだけに今大会で勝ち取った8という数字はあまりに重く感じました。うれしさや達成感はもちろんですが、ここまで私たちを引っ張ってきた5人の先輩方の底力を知ったからです。

しかし上位校との差を再認識した5日間でもありました。大会最終日でリタイアさえしなければ慶應よりずっとポイントが高かった学校も少なからずあったでしょう。それに総合6位入賞も果たしていません。目標まであと僅か、しかしそこに辿り着くにはまだ超えねばならない壁があります。現在は プロジェクト引き継ぎと11車両の見直し・問題改善、そして私は次期プロジェクトのスケジュール管理及びサスペンション設計に取り掛かっています。大会やその直前で見つかった諸々の課題を修正しつつ、この1年間の教訓を活かして次に繋げようと思います。

随分と長くなってしまいました。リーダー鈴木さん始め3年生の先輩方、今まで本当にお疲れさまでした。そして当会を支援して下さった皆様に深く お礼申し上げます。1年間ありがとうございました。今後も自動車工学研究会をよろしくお願い致します。

吉田 彩花 (理工学部管理工学科2年)

今大会ではエンデュランス完走、コスト3位、最軽量化、そして総合8位という結果を収められて嬉しいです。 はじめて慶應のマシンが完走するところを目にしたときの感動はとても大きく、改めて学生フォーミュラの魅力を感じました。来年も自分達のマシンを完走させたい、もっとこの活動に力をいれていきたいと感じました。

担当したリアルケースシナリオを通じて、マシンの製造・生産性について考えることができたのは非常におもしろかったです。本番の発表は納得のいくものではありませんでしたが、ビギナーズラックなのか高得点をいただくことができました。自分の準備したものが直接点数になるというのも良い経験になったと思います。KF-11プロジェクトを通じて多くのことを学びましたが、同時に反省点も多くあります。しかし後悔しても仕方がないので、今から改善して次のプロジェクトにつなげていきます。今後、より一層の努力を重ねてまいりますのでよろしくお願いします。

電装担当

阿久津 貴広 (理工学部機械工学科3年)

今月3日から7日にかけ、全日本学生フォーミュラ大会に参加し、最終的には総合8位・最軽量賞・動的ベスト10などの結果が残せました。入賞できなかったことは悔しく感じましたが、1桁台ランクインという結果が出せて嬉しく思う気持ちが大きかったです。昨年のマシンのリタイア原因として、点火系のトラブルがありました。昨年私は点火系のチェック時、表示系の不具合という混乱をも引き起こしてしまっており、それが点火系の、プラグの不具合につながったのだと考えます。今年は表示系予備を多めに製作し参加しました。その結果、心にゆとりもできたことがよかったと思いました。3年間を通して、私としましては満足した活動ができたか、と言われると少し悩んでしまいます。1、2年生を経て、あまり知識をつける努力をしてこなかった私は、チームメンバー、先輩後輩の皆に大きく負担をかけてしまったと考えています。同級生の皆から数歩遅れ、自分の為すべきことを1つずつ確認してきましたが春から夏にかけて、心が折れかけた時期もありました。しかし、それでもなんとか最後まで活動を続け、このような結果を残すことができたのは、チームメンバーの皆の協力があったからこそだと思います。先輩方に応援していただいたり、後輩に手伝ってもらえたりして何度助かったことかわかりません。また、同級生である鈴木、北、倉知、発地の4人の助けはとても大きかったです。頼りにならない私でしたが、そんな私にペースを合わせ、決して見捨てることなくここまで連れてきてもらいました。このメンバーでなかったならば、私は途中で根を上げてしまっていたでしょう。本当にありがとう。来年度以降は、後輩のサポートをしながら、今年できなかった内容や、新しいことへのチャレンジを少しでも手助けできたらと考えています。

1年間を通してご支援、ご声援を下さったスポンサーの皆様、OBの皆様方のおかげでとても貴重な経験をすることができ、そして無事に結果を残すことができました。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

マネジメント担当

深町 展夢 (理工学部システムデザイン工学科2年)

大会では私は主にプレゼンテーション審査と大会の準備や当日リーダーが手を回しきれない部分の日程管理上の判断や人員管理を行いました。プレゼンテーションでは足を引っ張る結果しか残せませんでした。反省点や改善点を洗い出し、次のプレゼンテーション担当の1年生の長瀬とともにしっかり早めに対策をしていこうと思います。大会中の責務としては、具合の悪くなる人もおらず、大きなトラブルもおこらなかったので、最低限の責務は果たせたのではないかと思います。

Keio-Formulaが8位という結果で終わりました。1年間、私自身ほぼ毎日足を運んだのにも関わらず最低限の仕事をするだけでマシンにはほとんど関わることはありませんでした。その中で先輩はホイールベースの10インチ化の検討、汎用ECUの採用等挑戦をし、確実にマシンの製作に取り組み、いつもどの仕事に関しても手を抜かずストイックにこなしていました。その姿を見て自分は怖気づいてばかりでしたが。鈴木さんを始め、北さん、倉地さん、阿久津さん、発地さんはKF-11マシンを過去最高順位をとるマシンにした本当に実力のある人達です。入賞には届かなかったのは本当に悔しいです。その悔しかった分、尊敬するその先輩が作り上げたプロジェクトを引き継ぎ、悲願の入賞を果たしたいという気持ちが強くなりました。

1年間KF-11プロジェクトを支えてきて下さったスポンサーの皆様、OBの方々、本当にありがとうございました。

1年生

相原 祐平 (理工学部1年学門1)

9月になって学生フォーミュラ大会に参加しました。先輩方が1年間頑張って造ってきたマシンで見事完走、総合も8位という結果に、とても感動しました。大会当日は自分はタイムの計測などの簡単なサポートをしたり他校のマシンを見て学ぼうとしていましたが、学生フォーミュラ大会を経験し、色々な事を知らなければいけないという事を知ることができました。

そしてこれからは代が変わって2年生の先輩方を中心に本格的に来年のプロジェクトが始動し、マシン製作に関わっていくこととなります。自分はパワートレインを担当していく予定です。まだまだ未熟なところばかりですが、大会や今まで学んできた事を生かし、しっかりと責任をもってこれからのプロジェクトを頑張っていこうと思います。

木村 謙仁 (理工学部1年学門4)

大会に参加して、他校のそれぞれ異なった特徴を持つ様々なマシンを見ることが出来たので、とてもいい体験になったと思います。しかしながら、大会中は自分の仕事を上手く見つけられなかったので、大会前に先輩方からいろいろと学ぶべきだったと反省しています。次のプロジェクトでは、大会で学んだことを生かして、頑張っていきたいと思います。

谷本 啓示 (理工学部1年学門4)

ついに大会が終わりました。結果をみてもマシンの走りをみても、このマシンを作り上げた先輩たちは本当に偉大です。

反省会では、1年生として自分個人として図星の部分を多く指摘され、今までの自分の怠惰さを痛感しました。本当に申し訳ございません。今さらながら、合間を見つけて新入生課題を完成させ、きちんとけじめをつけたいと思っています。

次期プロジェクトではパワートレイン班として、先輩に師事しながら多くを学び、主体的な創造力をつけていきたいと思っています。先輩方、同級生にはこれからも迷惑ばかりかけるとは思いますが、マシンの製作に尽力するつもりなのでよろしくおねがいします。

長瀬 駿秀 (理工学部1年学門1)

実際に大会に参加して感じたことがあります。

ピットに入ると大会への熱意がどのチームからも感じとれました。自分たちのマシンを作成するにあたって今のままではいけないと思いました。収穫もありました。大会の合間に他校の素晴らしいマシンを観察できたことです。全てのマシンをよく観察してこれからに生かしたいと思います。次の大会はマシンの製作から関わることができます。入賞できるマシンを作れるよう全力を尽くします。

村 和輝 (理工学部1年学門4)

お久しぶりです。村です。秋が始まり涼しくなってきて嬉しいですが、夏休みが終わってしまうのも寂しいですね。

大会も無事に終わり、慶應は8位という好成績を残すことができました。こんな上位にチームを上らせた先輩方は大変偉大だと思います。今まで本当にお疲れ様でした。そして次は自分達のプロジェクトに目を向けなくてはならなくなりました。今年の大会では京都大学が優勝しました。彼らのマシンは、軽量、低重心、エアロはディフューザーのみという慶應に近いコンセプトの下に製作されていました。ということは、自分達も今の戦略を煮詰めていけば優勝も狙えるということです。今回の大会で学んだ、我々に足りない部分を補強して更なる高みを目指したいです。

また大会では、圧倒的な性能のマシンを用意しながらもトラブルで下位に沈んでしまった上位校がいくつかありました。来年以降リベンジをかけて彼らは挑んでくるはずなので、負けないように頑張りたいです。

湯朝 直仁 (理工学部1年学門1)

私にとって初めてで、3年生の方にとって最後の学生フォーミュラが終わりました。それぞれのチームが自分たちのコンセプトをしっかり持って製作にあたっていることが印象的でした。そんな中でもいわゆる強豪校のマシンはやはり完成度が高く、しっかりと結果もついてきていたように思います。そんな中で私は、マシンを構成する1つ1つの要素が非常に難しく絡み合っていて、それら全てを考えないと、本当に良いマシンが出来ないと感じました。また、全ての審査をクリアすることが、難しいといわれているのを聞いて、昔はあまり信じられませんでしたが、今はその意味がすごく分かります。今回も車検が厳しく少し時間をとられたように思います。しかしながら、今回の大会では、私もしっかりとした成績を残せたものと思います。今回のプロジェクトを成功に導いた3年生の皆さんお疲れ様でした。そしてプロジェクトを様々な形で支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

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