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NEWSMAIL -ニュースメール-
Vol.80 2011年4月号

TEAM

KF-09プロジェクトのメンバーの意気込みや思いをリレー形式で1人ずつ紹介していきます。
今回はエンジン担当の松川夏樹です。

In Member's View

理工学部2年、機械工学科の松川夏樹です。今回初めてIn Member’s Viewの担当になりました。最初ですので、私の自工研への思いと活動への意気込みを、自己紹介も兼ねて改めて記しておこうと思います。

私は物心ついた頃から「機械」と「ものづくり」が好きだったようです。幼い頃はブロックのおもちゃに自由な時間のほとんどを費やしましたが、おそらくその時にメカニカルなものの魅力と創造の喜びを覚えたのでしょう。ほどなく私は自動車に興味を持つようになりました。小学校低学年のときには、近所の駐車場まで車を眺めに行ったり、ノートに車の絵を書いたりしていました。自動車雑誌は今よりも多く読んでいたと思います。小遣いがもらえるようになると、ミニカーやラジコンやプラモデルを買いあさり、その多くに自分で手を加えました。なぜ自動車が対象だったのか定かではありませんが、私が自分の手の届かないものに対し無条件の憧れを抱いていた、というのが大きかったと思います。大人たちの操る自動車は、身近かつ手の届かないものの最たる例だったのです。もっとも、その思いを工作や絵で発露するというのは、なんとも私らしいところです。

そんな私だったからこそ、その後しばらく自動車への興味を失っていたのだと思います。どうしても私は「すごい」と思ったものを自分で持って、使って、あわよくば作ってみたいと思ってしまいます。自動車がそのどれも叶わないものである一方、「すごい」と思えるものは他にいくらでもあったので、私はそちらに傾倒することになりました。

些細なことで「そうか、私は自動車が好きだったんだ」と思い出したのは高校3年生のときのことです。あと1年で免許が取得できること、昔は理解できなかった技術的な話がわかるようになっていたことも手伝って、機械としての自動車の魅力を再認識しました。「機械」と「ものづくり」が好きで自動車に興味がある。そんな私が自動車工学研究会に入会したのは当然の結果でした。そしてそれから今までに期待以上のものを得ることができたと感じています。

私にとって自工研は、自動車を憧れの対象から、ものづくりの題材、手の届く存在に変えてくれた場です。設計製作のノウハウも、工作機械が使える環境も、気の置けない仲間も、すべて私が求めていたものでした。自工研との出会いは本当に幸運だったと思います。

入学からはや1年。工作機械の使い方や活動のリズムは一通り覚えることができました。それでもまだ私にも至らないところは少なからずあります。しかしこれからは、失敗したこと、できないことに目を向けるばかりでなく、うまくいったこと、自分にできることもしっかりと把握し、そういうものは仲間と分かち合おうと思います。気が早いと思われるかもしれませんが、半年後には我々が舵を切る新プロジェクトが始動しているはずです。その時には現役メンバー同士で、互いの至らない部分を今以上に補っていく必要があるでしょう。

最後になりましたが、これからの1年も、活動を通じてあらゆる知識と経験と思い出を得てゆきたいと考えています。自工研を支えてくださる方々に深く感謝いたします。そして自工研の今後にどうかご期待ください。

(松川)

編集後記

ニュースメール編集担当の石川です。満開の桜も散り、もうすぐ夏になりますね。

さて、大学の方は春休みが少し延び、4月中旬頃から講義が開始しました。自工研のメンバーは全員無事に進級ができ、新たな生活が始まりました。高校生らしさが残る新入生も、大学の自由な生活を楽しんでいる模様です。

矢上キャンパスに移った私の生活は、昨年とあまり変わらず、毎日講義に出席し、ガレージで活動する日々です。1つ新鮮なことと言えば、マレーシアからの留学生と友達になれたことでしょうか。その友達と一緒にいると文化の違いを感じ、世界の広さを感じます。また、日本語や英語を流暢に話し、学業も優秀ということで、私も負けてはいられないなぁと思います。今はガレージで細々と活動している私達ですが、いずれは世界に飛び出し、活躍したいものです。

世界に飛び出す第一歩として、まずは静的審査に精一杯取り組みたいと思います。今後も温かいご支援・ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。

(石川)

NEWSMAIL -ニュースメール- Vol.80 2011年4月号を最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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