TEAM INTRODUCTION -チーム紹介-

活動母体
名称 自動車工学研究会
会長 飯田 訓正(理工学部SD工学科教授)
所属 慶應義塾大学文化連盟団体
創立 1945年10月
所在 〒223-8522
神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1
慶應義塾大学矢上キャンパス
自動車工学研究会ガレージ
連絡先 ガレージ 045-563-1151(内線40903)
mail:[email protected]
主将 石川 智彬(理工学部機械工学科3年)
チーム名 Keio-Formula.Com
活動内容
設計 3次元CAD・解析ソフトを使用して、マシンを設計します。
製作 金属加工や溶接、樹脂の使用などによる、部品製作をします。
試験 車両を走らせ、各部の調整・見直し・修理を行います。
大会 毎年夏に行われる「全日本学生フォーミュラ大会」に出場します。
管理 予算・日程の計画や、重量・コストの車両管理を行います。
企画 スポンサー交渉をはじめ、PR活動や企画提案をします。

■慶應義塾大学自動車工学研究会Keio-Formula.Comは、毎年行われる、フォーミュラスタイルのレーシングカー設計コンペティションF-JSAE(全日本学生フォーミュラ大会)に向けて車両開発を行っています。大会には2003年度第1回大会より参戦しています。
>>>Formula-SAEとは?

 

 

■自動車工学研究会は、1945年創立以来60年以上続く大学公認のサークルです。自動車業界をはじめ、最先端で活躍されている多くの先輩方がいらっしゃいます。

 

 

■現在は2012年第10回全日本学生フォーミュラ大会に出場するため、日々活動しています。設計・製作だけでなく、企画や日程・コスト管理、スポンサー交渉等、チーム運営も必要で、経済学部や法学部など、文系の学生も参加しています。
研究課題として研究室単位で取り組んでいるチームとは違い、金銭・時間共に確保が困難ですが、サークル団体としてその良さを生かし取り組んでいます。

 

 

■ Keio-Formula.ComのComはこのSAE活動が仮想企業(Company)の要素を持っていること、また、サークル活動としてのよさである仲間(Company)とのチームワーク(Communication)を大切にするという3つの意味を持っています。

 

 

■活動日は毎週水・土曜日です。設計・製作は平日の各自可能な時間や長期休暇を利用して行います。長期休暇中は基本的に日曜以外毎日活動しています。活動場所は矢上キャンパス内の専用ガレージです。
機械加工等は理工学部の実習工場を使用させてもらっています。設備は充実しており、旋盤、フライス、ボール盤、シャーリング、TIG溶接機、NC旋盤、マシニングセンター等があります。

 

 

■技術的支援として、本田技研工業株式会社様のOBである、マイスタークラブ様より図面・加工の指導をしていただいており、大変お世話になっています。
また、日産自動車様やソリッドワークス・ジャパン様の設計講習会にも参加させていただいています。

 

 

チームの歴史

これまでのKeio-Formula.Comとしての活動の概要です。

1945年10月

慶應義塾大学自動車工学研究会誕生。
以後、部車の整備、自動車によるアメリカ大陸横断プロジェクト・ホンダエコノパワーに参加。

2001年9月

自動車技術会関東支部FSAE合同チームに宇都宮大学、 武蔵工業大学、明星大学と共に参加。
慶應はサスペンション班としてフォーミュラカー製作に携わる。

 

 

2002年3月~2003年3月

KF-00プロジェクト

単独チームとして独立。6人という少人数から始めたチームだったが、なんとか1年で車両は完成。しかしフレームの径がレギュレーションに違反していたため、このKF-00は試作車となることになった。
ツインリンク茂木にて行われた合同走行会に参加したが、整備不良から数10m走ったところでリタイヤした。

2003年4月~2003年9月

KF-01プロジェクト

KF-00プロジェクトの失敗を受け、残された開発期間が1ヶ月という中で製作されたため、KF-01は大会1週間前にようやく初走行を果たすというギリギリのスケジュールで 完成した。 大会では最後のエンデュランスの21周目で、電装にトラブルが出てリタイヤ。
一方、「女性が乗れるフォーミュラカー」というコンセプトが注目され、NHKの取材を受けた。大会唯一の女性ドライバーであり、フレーム設計者である清水がドライバーの1人を務めた。

第1回 全日本 学生フォーミュラ大会: 15位/17チーム

 

 

2003年10月~2004年9月

KF-02プロジェクト

3年1人・1年3人の超少人数で開始したプロジェクト。設計もこの4人。しかし周囲からの認知度が上がり、スポンサーは20社以上となった。また、ケーヒン様よりシャシーダイナモをお借りしたり、JIMTOFにてビッグサイトに車両展示をするなど、活動の幅が広がった。
大会では、プレゼンにて4位を獲得するなど静的はまずまずの結果を残したが、動的において性能不足を露呈することとなった。

第2回 全日本 学生フォーミュラ大会: 14位/28チーム

 

 

2004年10月~2005年9月

KF-03プロジェクト

第3回全日本学生フォーミュラ大会へ向け第3期プロジェクトを開始。当時1年生6名、2年生4名の10名で始動した。
大会中にレギュレーション違反が見つかり、吸気管やリストリクターを急遽短くカットするなどの変更を行った。セッティングが出せず、本来の性能を出し切れずに終わる。しかしコスト審査で2位を獲得し、初めて表彰台へあがる。

第3回 全日本 学生フォーミュラ大会: 17位/41チーム
コスト賞2位

 

 

2005年10月~2006年9月

KF-04プロジェクト

第3回大会で満足のいく結果を出せなかった、KF-03のコンセプト「Speedy And Easy」を引き継ぎ、スタートした。
静的審査ではコストで2位、総合で4位という好成績を残したが、車検の騒音チェックに躓き、動的審査0点という結果に終った。

第4回 全日本 学生フォーミュラ大会: 31位/50チーム
静的優秀賞4位、コスト賞2位、CAE特別賞3位

 

 

2006年10月~2007年9月

KF-05プロジェクト

第4回大会での動的審査0点という結果をうけ、全種目完走・早期シェイクダウンを目標にプロジェクトは始まった。
しかし、マシン製作を進めるチャンスである春休み中に、アスベスト工事のために工場が閉鎖され、春休み中にシェイクダウンすることが出来なかった。
なんとか、製作を進め8月初めの茂木の試走会でシェイクダウンを果たし、大会への望みを託した。

大会では、例年苦戦する車検を1日目に通過し、動的競技に余裕を持ってむかえる事が出来た。
動的審査では、アクセラ・スキットパッド・オートクロスと出場し、順調に行っているようにみえた。
しかし、エンデュランスでのエンジントラブルによりリタイヤを余儀なくされた。
一方、静的審査では、悲願のデザインファイナル進出し、4位を獲得した。

第5回 全日本 フォーミュラ大会: 22位/59チーム

 

 

2007年10月~2008年9月

KF-06プロジェクト

動的性能向上、低重心とエンジン潤滑性能向上の両立と、車輌小型化とドライバースペースの確保の両立をする為に設計された。
大会では、技術車検は動的審査の走行時間までに無事通過。動的審査では、アクセラ・スキッドパッド・オートクロスと出場。
最後のエンデュランスにおいて、走行した途端、マシンに電装トラブルが発生。エンジンが再始動できなくなり、リタイアとなった。
静的審査においては、コスト審査にて2位入賞とまずまずの結果であった。

第6回 全日本 フォーミュラ大会: 27位/65チーム
コスト賞2位

 

 

2008年10月~2009年9月

KF-07プロジェクト

KF-07は徹底した軽量化・低重心化・ヨー慣性モーメントの低減によるコーナリング性能の向上と、出力向上を図るべく設計された。
2月にシェイクダウンを果たし、大会までに約400kmの走行試験をこなしたことで、合同試走会や大会のオートクロスで上位校に肉薄する高い運動性能を発揮した。
しかし、エンデュランス出走直前に燃料漏れが見つかり、さらに競技中にサイレンサーに亀裂が生じた事でリタイアを余儀なくされ、大会での総合成績は27位に留まった。

第7回 全日本 学生フォーミュラ大会: 27位/66チーム

 

 

2009年10月~2010年9月

KF-08プロジェクト

KF-08は、KF-07のコンセプトを引き継ぎつつ、さらなる軽量化・低重心化を図ることで、車両運動性能の向上を目指した。
また、車両熟成期間・ドライバー練習時間の確保を目的に、3月初旬のシェイクダウンを達成した。
車両に発生したトラブルに対しては、徹底した対策を行い、信頼性の確保を最優先事項とした。
結果、大会期間中トラブルが発生することはなかった。
オートクロスでは路面コンディションにより33位と下位に沈んだものの、エンデュランスでは逆に他校に対し有利な路面コンディションとなり、トップ校と同等以上のタイムを記録した。
悲願のエンデュランス完走を果たし、総合成績も過去最高位の13位となった。
また、コスト審査では4位となり「コストの慶應」復活となった。

第8回 全日本 学生フォーミュラ大会: 13位/70チーム
日本自動車工業会会長賞受賞

 

 

2010年10月~2011月9月

KF-09プロジェクト

KF-09は、「軽量化のその先へ」というコンセプトのもと、KF-08からのさらなる軽量化を実現した。
3月初旬にシェイクダウンを果たし、約230kmにおよぶ走行試験を行った。
それゆえマシンの信頼性は非常に高く、試走会では上位校に迫るタイムで走行をこなした。
表彰台を十分狙うことが出来るマシンポテンシャルを保持していたといえる。
しかし大会競技中、燃調が合わない・クラッチの不具合という二つのトラブルに見舞われてしまう。
そのため、マシンの性能を最大限に引き出すことが出来ずに競技を終えた。
しかし、エンデュランスを含め全競技を完走し、総合成績16位という結果を残した。
静的審査では、総合6位と良い結果を収めることが出来た。

第9回 全日本 学生フォーミュラ大会: 16位/75チーム
日本自動車工業会会長賞受賞

 

 

2011年10月~2012年9月

KF-10プロジェクト

KF-10プロジェクトでは、前年度車両が高い運動性能を発揮していたことと デザイン性が高く評価されていたことから、更なる車両熟成をはかり、 総合6位入賞を目指した。
具体的には車載ロガーを駆使した定量的なセッティング評価を行った。
大会まで様々なトラブルに見舞われたものの、約250キロにもわたる走行試験を行い、セッティングを煮詰め 大会へ臨んだ。
残念ながらエンデュランス中にトラブルが発生し、完走をすることはできず、総合では39位と順位を落とすこととなった。
しかしながらコスト審査では3位を獲得し、さらにスポーツマンシップ賞も受賞することができた。

第10回 全日本 学生フォーミュラ大会: 39位/75チーム
スポーツマンシップ賞受賞
コスト賞3位

 

2012年10月~2013年9月

KF-11プロジェクト

KF-11車両では、さらに軽量化を実現するためにタイヤを10インチに変更、そして運動性能を高めるために今まで導入していなかったデフの導入を行った。
新しいパッケージングとしたマシンは例年より順調に設計・製作を行い、3月シェイクダウン後さらに車両を煮詰め大会に臨んだ。
大会直前に部品の故障があり、作り直したため最適なセッティングが変わり大会のオートクロスでは試走会の時のようなパフォーマンスを見せることができなかったが、エンデュランスでは急遽対応し、総合成績は8位とKeio-Formula.Comが始まって以来の最高順位となった。
また、コスト審査では昨年と同様3位を獲得し、さらに最軽量化賞1位、動的性能10位以内が得られるICV特別賞も受賞することができた。

第11回 全日本 学生フォーミュラ大会: 8位/74チーム
コスト賞3位
最軽量化賞1位
ICV特別賞
日本自動車工業会会長賞

 

2013年10月~2014年9月

KF-12プロジェクト

KF-12車両では、KF-11車両のパッケージングを踏襲し燃調や剛性の見直しをすることでオートクロス・エンデュランスタイムの向上を狙った。
メンバーが少ない中シェイクダウンが7月となったものの、試走会等で大きなトラブルが出ることもなく大会に臨んだ。
大会ではオートクロスで過去最高得点を獲得するなど車両性能の改善が見られましたが、エンデュランス当日の雷雨の影響で電装系にトラブルが出たため6周リタイアという結果になり、大きく順位を落とし35位という結果になった。
静的審査ではマシン製作が遅れていたため準備不足があり順位を落とした。

第12回 全日本 学生フォーミュラ大会: 35位/90チーム